バイナリーオプションはマーチンで攻略できるのか?

二者択一ルールの場合に利益を得るための手法として、マーチンゲールの法則というものがあります。
この取引方法はギャンブルではよく使われるもので、同じようにバイナリーオプション取引でも有効性があるのでは、と一部では議論されていたりします。

では、マーチンゲールを使えば、本当にバイナリーオプションを攻略することはできるのでしょうか?
今回は、その点について探ってみたいと思います。

1.マーチンゲールって何?

そもそも、マーチンゲールが何なのかを詳しく見ていきましょう。

マーチンゲールの法則とは、負けてしまっても次の投入額を前回の倍額にし続けることで、1回でも勝った時には負けた分を丸ごと取り戻せるという法則を言います。
カジノなどではよく使われる手法で、勝率50%、配当が2倍の賭け事によく利用されています。

マーチンゲールでは、勝つまで取引を続けることが前提であることから、理論上は負けることがない手法であるため、バイナリーオプションでも有効性があると言う人もいます。

2.バイナリーオプションで使うとどうなるの?

では、実際にバイナリーオプションで使った場合に損益はどのようになるのでしょうか?

先ほどマーチンゲールをよく利用するのは、勝率50%、配当2倍の賭け事であると紹介しましたが、バイナリーオプションは勝率50%はクリアしているものの、配当2倍というのはクリアされていない場合が多いです。
国内業者を使った場合にはペイアウト率が固定ではありませんし、海外業者で有名なハイローオーストラリアでも、ペイアウト率1.80倍~1.95倍が基本のため2倍には届きません。実際に試算した場合、配当2倍以下だと勝ちが続いたとしても全体の損益としてはマイナスになってしまいます
もしハイローオーストラリアのハイロースプレッド取引を使うのであればペイアウト倍率が2倍となりますが、スプレッドの発生により勝率が50%いかない場合もありますので、マーチンゲールを使う環境としてはあまり推奨されません。

この解決法としては、ペイアウト倍率が2倍以下の場合には、エントリー金額を調整することでマイナスを抑えることはできます。しかし、資金がその分多く必要となりますので注意しましょう。
また、もしエントリー金額を調整しないのであれば、例えば初回のエントリー金額1,000円でペイアウト率を1.88倍とした場合、マーチンゲールを使うなら3回目で勝たなければなりません。なぜなら、試算すると4回目以降は損益がマイナスとなってしまい、取引を続けていってもマイナスが大きくなる一方だからです。せっかくマーチンゲールを活用しているのに、損失が増えてしまっては本末転倒です。
しかし、バイナリーオプション取引で必ず3回目で勝つというのはなかなか難しいことです。二者択一であることから勝率50%をスタートとして、3回目の取引で連敗する確率は12.5%となり、4回目の取引では6.25%となります。数値で見るととてもハードルが低く見えるため、3回目までに勝てるだろうと思いがちですが、実際にバイナリーオプションで取引をしてみると4回以上連敗してしまうことはよくあることです。普段勝率70%以上を出している玄人であっても、連敗してしまい損失を出す日があることも珍しくはないのです。

バイナリーオプションでは、多い時には10回以上連敗してしまうことも、可能性としては十分にあります。そんな状況でマーチンゲールを使ってしまっては、あっという間に資金を溶かしてしまいます。そうならないためにも、マーチンゲールの法則を頼りきらず、自分でエントリーチャンスを見極める力と、資金管理の徹底をしなければならないのです。

3.マーチンゲールは攻略法になりえるのか?

(1)資金がある人向け

マーチンゲールの特徴は、投入額を倍々に増やしていく仕組みであることは既にお分かりかと思います。
これは、資金が少ない人にとっては実践しにくい手法であると言えます
単純計算で初回のエントリー金額を1,000円とし、5回連敗が続いてしまうと必要な資金額は63,000円となります。10回連敗が続いた場合には、1,023,000円と膨大な金額に膨れ上がります。つまり、そもそも100万円以上資金を準備しておかなければ実現できないのです。資金が有り余るほどあるよという人は良いのかもしれませんが、そういう人は少数派であると思います。

資金はそれほどないけど、どうしてもマーチンゲールを使いたいという人は、初回のエントリーから3回目まで連投した場合の総額を、全資金額の10%以内にするのが資金が底をつかないための解決策です。

マーチンゲールは、結果として1度勝てばそれまでの損失はすべてチャラになるわけですが、その前の段階で資金が底をつくという大きなリスクも同時に認識しておかなければならないのです。

(2)エントリー金額の上限に注意

マーチンゲールを使って取引をしていると、一度にエントリーする金額がどんどん増えていきます。たとえ資金を多めに持っているからずっと取引を継続できるとしても、バイナリーオプション業者では一度のエントリー金額に上限を設けているため、いつまでもマーチンゲールで取引することはできないのです
海外業者で最も有名なハイローオーストラリアを例にとってみると、1回のエントリーでの上限金額を20万円としています。そのため、マーチンゲールで取引する中で1回のエントリー金額を20万円以上にする必要が出てきた時は、同時に何回もエントリーしなければならなくなります。エントリー回数が増えれば、それだけ負ける可能性も高くなるということです。回数が増えても勝つためには、確実なエントリーチャンスを見つける労力が必要となりますし、相場を人一倍理解していなければなりません。

単にマーチンゲールをすれば勝てると思い込んでいる人は、バイナリーオプションで成功することは難しいでしょう。マーチンゲールで成果を出すためには、同時に安定した勝率を保てる自身のスキルが必要となるのです。

(3)負けることへの危機感を失う危険性

バイナリーオプションで稼ぐために重要なのは、勝つことよりもいかに負けを作らないかということです。テクニカル分析を駆使してエントリーチャンスを見逃さず、ここぞという根拠を掴んだタイミングを狙って取引するのが一般的なバイナリーオプションの取引方法です。
しかし、マーチンゲールの法則を取引方法に取り入れることで、根拠のあるエントリーに拘る気持ちが薄れてしまう人も少なくありません。どうせ連敗しても最終的に1回予測が当たれば勝てると思ってしまうため、一回一回のエントリーをおざなりにしてしまうことが考えられます。これが癖になってしまうと、どんどん根拠のあるエントリーをするための知識や経験から離れていき、バイナリーオプションがギャンブル化してしまう原因となってしまいます。

負けて資金を失うことがどれほど大変なことか、そういった気持ちを見失ってしまっては投資をしているとは言えません。このようにマーチンゲールでの取引は、心理的にもリスクが高いものだと言えるのです。

(4)口座凍結のリスクがある

バイナリーオプションをやっている人の中には、海外業者のハイローオーストラリアを利用している方が多くいます。
このハイローオーストラリアでは、マーチンゲールを使って取引をし続けると口座が凍結されてしまうといったことが起こります。なぜなら、ハイローオーストラリアが示す禁止事項の中に、ブラックボックス取引に関することが載っており、このブラックボックス取引がマーチンゲールの法則を利用した手法だったため、禁止事項の中にマーチンゲールという記載はないものの、イコールであると認識されてNGとなっていると言われているからです。

ネット上でも、マーチンゲールで取引し口座凍結になったトレーダーの報告は多いため、ハイローオーストラリアでマーチンゲールを使った取引をすることはやめておいた方が無難です

5.まとめ

いかがでしたでしょうか?

バイナリーオプションでマーチンゲールを使った取引を行うことは、とにかく高リスクであることがお分かりいただけたかと思います
1回でも勝てば損失がゼロになると聞くと、手を出したくなる手法ではありますが、資金も溶かしやすいですし、体感的な取引になりやすいため、長期的に考えると着実に利益を出すことは難しい方法であると思います。

バイナリーオプションで稼げるようになるためには、小手先のテクニックだけでは通用しません。そのため、マーチンゲールの法則を取り入れることを考える前に、まずは自分の実力を省みる必要があります。焦らず勝率の高いエントリーができているのか、本当に資金に余裕はあるのか、そもそも投資に関する知識は十分に得られているのか、自分の今の状態をしっかり把握してから次のステップにチャレンジするようにしましょう。

ちなみに、マーチンゲールの法則を使った自動売買ソフトや、マーチンゲール前提の勝ち方レクチャーなどさまざまな商材が世に出回っていますが、あまりおすすめできるものではありません。投資をするならば、他力本願で稼ごうという気持ちは捨てた方が良いです。

安易にマーチンゲールを使って資金を失い、バイナリーオプション自体をやめなければならなくなる前に、マーチンゲールの良い点・悪い点を正しく認識し、自分に合った取引方法かどうかをしっかり判断しましょう。

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バイナリーオプションでゾーントレードを活用して勝率を上げよう!

バイナリーオプションをやるにあたり、初心者向けとされる取引方法にライントレードがあります。
しかし、ライントレードにも難しい点があります。それは、1本のラインをどう引けば良いのかということです。ラインが相場状況に見合った位置になければ、エントリーしても外れてしまいます。

そこで挑戦していただきたいのが、ゾーントレードです。
これはライントレードを応用した方法になりますので、ライントレードをやったことがある人にとっては取り入れやすいと思います。
ライントレードで勝率が上げられなかった方は、ぜひ取り組んでいただきたい方法です

今回は、ゾーントレードの基本的な知識と取引方法について見ていきたいと思います。

1.ゾーンって何?

ゾーンとは、チャート上にラインを2本引き、その挟まれたエリアのことを言います。

ライントレードとは、反発しやすい値に水平ラインを1本引きエントリーポイントを見つけていきますが、そのラインで確実にトレンド転換がされるわけではないため、正確性としては弱い部分があります。
しかし、ゾーンを使ってトレードすれば、ラインではなくエリアで反発しやすい箇所を把握していくので、ライントレードよりも多くのエントリーポイントを探すことができるため、余裕を持ってエントリーすることができます。つまり、多少の幅を持たせることにより、焦って判断することを回避でき、エントリーの正確性が増すと考えられるのです。

ライントレードは、考え方がシンプルで初心者向けとも言われる優れた取引方法ですが、1本のラインをどこに引けばいいのか、悩む方も多くいると思います。なぜなら、ラインを引く場所に正解はないからです。
そのような場合は、ゾーンを使ったゾーントレードをやってみることで、悩みが解消するかもしれません。

2.ゾーントレードとは?

ゾーントレードとは、上述したゾーンを活用し、エントリーポイントを探す方法のことを言います。

バイナリーオプション取引において活用するメリットは、以下の通りです。

(1)余裕を持ったエントリーができる

ライントレードの場合、ラインが1本しかないため、価格がラインにタッチした時にインジケーターなどを確認している暇がない、といったことに陥りやすいです。
エントリーの根拠としてせっかくインジケーターを活用しているのに、ここぞという段階で確認できていないのでは意味がありません。

それに対し、ゾーントレードはゾーンの中でエントリーすれば良いため、その分余裕が生まれます。すると、インジケーターなどもちゃんと確認することができるので、勝率の高いエントリーを実現することができるのです。

(2)取引の効率を上げられる

ライントレードでは、ピンポイントでエントリーチャンスを狙わなければなりません。
そのため、常にローソク足の動きを見ていなければならないため、かなりの時間を費やします。
しかし、ゾーントレードは瞬間的な判断を必要としないため、常にチャートに張り付いていなくて良いので効率的です。それに、常にチャートと睨めっこしているのは苦痛ですし、精神的にも良いかと思います。

また、ライントレードの場合、とにかくラインを多く引いてみて、価格がラインにタッチする度にエントリーするといった方法をとる人もいます。しかし、これでは勝率は安定しづらいと思います。
ゾーントレードでは、レジスタンス・サポートの2つのゾーンを用意するだけで良いため、チャート上もとてもシンプルで見やすく、無駄なエントリーを避けることができるのです

(3)エントリーチャンスを逃しづらい

ライントレードの場合、1本のラインしかないため、そのラインの手前で反発が起こってしまい、エントリーチャンスを逃してしまったということも多くあると思います。
ですが、ゾーントレードの場合は、狙う箇所にある程度の幅があるため、チャンスを逃してしまうといったことを減らすことができるのです
今までライントレードで、なかなかエントリー回数を増やせなかったという人は、ぜひゾーントレードにチャレンジして欲しいと思います。

3.ゾーントレードの方法

(1)中長期の時間足で見る

ゾーントレードをする上で重要になってくるのが、ある程度の反発幅を取るために長めの時間足で見ていくことです。
一般的には、15分以上の時間足を使うことが推奨されています。15分以下の短時間取引にしてしまうと、反発が起こる前に取引が終了してしまうといったことがあり得るからです。
瞬間的にエントリーポイントを狙っていく方法ではないため、やはり時間的にもある程度の余裕を持たせて取引しないと、勝率が下がってしまうのです。

(2)ローソク足のヒゲの長さを見る

ゾーンを表示する上で重要なのが、ローソク足のヒゲの長さです。
ヒゲが長いということは、その時間足の中で大きな反発が起こったということを表わしています。つまり、そのポイントが反発しやすい箇所であると判断できるのです。
反発した値幅をヒゲの長さが表わしていることから、そのヒゲの先端から実体までの幅をゾーンと捉えることができるのです。

(3)インジケーターを活用する

ゾーンの範囲にローソク足が入ってきた時は、インジケーターを確認しましょう。
ゾーントレードでは、逆張りでのエントリーになりますので、勝率を上げるためにもインジケーターを活用することは欠かせません。
中でも、RSIというオシレーター系インジケーターは、ゾーントレードをする上で推奨されるインジケーターです。これは、現在の相場が買われ過ぎなのか、それとも売られ過ぎなのかを、水準となる数値を超えているかどうかで判断することができますので、今が反発しやすい状況か否かを察知することができるのです。
このRSIとゾーンと組み合わせることで、価格がゾーンに達した時に、買われ過ぎの場合はLowエントリー、売られ過ぎの場合はHighエントリーを選択すれば、勝てる確率が高くなるのです。
このように、ゾーントレードでエントリーの根拠を強めるためには、インジケーターを組み合わせて判断していく必要があります。ぜひ使用方法を覚えておくようにしましょう。

(4)プライスアクションを活用する

上級者向けの手法とはなりますが、プライスアクションを使うことも一つの手立てです。
プライスアクションとは、値動きに注目して取引する方法です。この方法は、実際の相場に慣れるまでは、なかなか使いこなすことは難しいと思います。
例えば、価格がゾーンに入ってきたとしても、ゾーン内でレンジ相場のように上下どちらに動くか方向性が見えないような動きをしていた場合は、焦ってエントリーしないと判断したりします。
反対に、価格が急激に下落してきてゾーンで一度反発しても、また落ちてきて少しゾーンに入ってまた反発してという状況にある時は、サポートライン側に買いポジションを持っているトレーダーが多いと読み取ることができ、逆張りを狙いエントリーした方がいいと判断することができるのです。

初心者であれば、まずはゾーンとインジケーターを使って取引することをおすすめしますが、勝率が安定し慣れてきたならば、さらに勝率を上げるためにもプライスアクションを活用してみてください。

4.ゾーントレードの注意点

(1)ゾーンを抜けたらエントリーを見送る

ローソク足のヒゲが長い箇所というのは、強い反発ポイントであることは確かです。
しかし、相場というのは予測のつかないものなので、反発しやすい箇所で必ず反発するというわけではありません
大きなニュースなどが舞い込んできて、相場が荒れて値動きに勢いがついてしまっていると、強い反発ポイントであったとしても抜けてしまい、そのまま大きなトレンドが発生して一方向にどんどん進んでいってしまうということもあります。その場合は逆張りを狙っても、勝率は確実に下がってしまいます。
ゾーンを抜けた時は深追いせず、エントリーは見送るようにしましょう。

(2)ゾーンの起点からの経過時間を見る

最初に価格がゾーンに差し掛かって反発したポイントから、また価格がゾーンに差し掛かってきたポイントまで、数時間しか経っていない場合には、エントリーすることは控えた方が良い場合があります。
なぜなら、起点からの経過時間が数時間以下の場合は、まだ値動きに勢いがある可能性があり、ゾーンを抜けてしまうこともあるからです。
一概に何時間経過した方が良いと言うことはできませんが、ゾーントレードではまず中長期の時間足を使い、時間的に余裕を持つことを心掛けましょう。慌てることが一番損をします。そして、あらゆる可能性を頭の中に入れ込むために、バックテストを行い経験を積むことで、ここは危ないなと思うポイントを自分で見極められるようになります。
勝率を高めるためにも、経験を重ね自分ならこのぐらい経過したポイントを狙おうとルール決めをすることをおすすめします。

5.まとめ

ライントレードの場合、どうしてもエントリーチャンスが少なくなるため、根拠が弱くてもチャンスを逃さないようにと焦ってエントリーしてしまい、負けが多くなってしまう人が続出します。
しかし、ゾーントレードであれば、ライントレードよりも余裕を持って取引ができるため、運任せのエントリーになりづらいです。そのため、資産管理の一環として取り入れるのもおすすめです。

バイナリーオプションでは、いかに負けを減らすかが稼ぐためにとても重要です。無駄なエントリーを避けるためにも、ゾーントレードの取引方法は効果的です。勝率を安定させるためにも、ぜひ覚えて実践していきましょう。

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バイナリーオプションでの経済指標の重要性とは?

投資口座を開設したりすると、経済指標という文字がよく目に入るようになります。

経済指標とは、なんとなくトレーダーにとって欠かせない情報であることは分かるけれど、相場とはどういう関係性があるのか、またバイナリーオプションで取引する上でどう関わってくるのか、正直分からないという人も多いと思います。

今回は、経済指標について知識を深め、バイナリーオプション取引での重要性を考えていきたいと思います。

1.経済指標ってそもそも何?

まず、経済指標とは何なのでしょう?

ネットで検索してみると、以下のような情報が得られます。

経済指標は、各国の公的機関等が発表する、経済状況を構成する要因(物価、金利、景気、貿易など)を数値化した、経済の現状や過去からの変化を正確に把握できるものをいいます。これは、資産運用においては、マーケットが、その国の経済状況に応じて変化するため、将来のレート(価格)の方向性を予測する上で非常に役立ちます。

経済指標とは|金融経済用語集‐iFinance

まず一つ目の特徴としては、公的な発表なので信頼がおける情報であるということです。
国の政策も、この経済指標を踏まえた上で意思決定されていたりします。

また、もう一つの特徴として、国ごとの経済状況を数値により正確に把握できることがあげられます。
為替相場の値動きは、国の景気や経済の状況との結びつきが強いです。そのため、経済指標が発表される前や後には、トレーダーたちが予想をしたり結果を受けたりすることで、相場の動きが活発になりやすくなるのです。

では、経済指標にはどのような種類があるのか見ていきましょう。

まずよく耳にするのは、アメリカの雇用統計ではないでしょうか?
ニュースでは「非農業部門雇用者数」や「失業率」がよく取り上げられていたりします。
この指標は特に重要視されており、為替相場に大きな影響を与えます。なぜなら、アメリカは不景気になるとすぐにリストラする傾向が強いからです。リストラされた人々は消費を抑えようとしますので、景気はさらに悪化すると考えられます。このように、雇用状況はアメリカの経済状況をよく反映していると言えるのです。
特に「非農業部門雇用者数」は、月毎の雇用者数を示しているため、情報更新のサイクルが早く、より注目度が高いです。月一回の発表のタイミングで、為替相場は大きく動く可能性があるため、欠かさずチェックすることをおすすめします。

また、アメリカのGDP(国内総生産)も世界中から注目を集める指標です。
GDPは「速報値」「改定値」「確報値」の順番に発表されますが、特に注目されるのは「速報値」です。経済大国であるアメリカのGDP成長率が、過去と比べ変化しているならば、今後世界全体が追従して変化していくと見て取れるからです。

他にも、FOMC(連邦公開市場委員会)と呼ばれる、アメリカの金融政策を決定する機関が発表する情報も重要とされています。このFOMCの声明は、委員会が開催された後に発表され、政策金利や経済の見通しなどが含まれているため、前回の内容から変化があった場合には、トレーダーたちが敏感に反応するため、為替相場が大きく動きやすくなります。

このように、経済指標は為替相場の動向に大きな影響をもたらすものであるわけです。
もちろん、アメリカ以外にも日本やヨーロッパの経済指標もあるので、自分の取引方法に合わせて必要な情報を得ていくことが重要になります。

2.バイナリーオプションにどう影響するの?

バイナリーオプションでは、テクニカル分析を重視する傾向があります。
チャートをよく見て、テクニカル指標を活用して分析を行うことで、相場の流れの予測がつきやすくなり、勝率の高いエントリーが可能となります。

しかし、実際の相場では、テクニカル分析で予測のつかない値動きをすることもあります
この背景には必ず理由があります。その理由にあたるものが、経済指標の発表であることが多いのです。
そのため、バイナリーオプションではテクニカル分析が重要でありながらも、経済指標をチェックしておかなければ、高勝率を信じてエントリーしたポイントも、結局無駄になってしまう可能性があるのです
せっかく労力を費やして分析予測したエントリーが、情報を得ておけば事前に予想できたであろう相場状況の急変により、勝率が落ちてしまうのは大変もったいないです。
そういった事態にならないためにも、トレーダーたちは重要とされる経済指標は発表の日時を意識して、内容を確認するようにしているのです。

3.経済指標を利用した取引方法

ここまでで、経済指標がバイナリーオプション取引において、どれほど大切なのかは分かっていただけましたでしょうか?

では、トレーダーたちは実際どのように経済指標を使い、バイナリーオプションで取引を行っているのか、見ていきたいと思います。

(1)過去と現在の差からトレンドを予想する

一つ目の方法として、経済指標で発表される数値が、過去に発表された数値よりも良くなっているか、悪くなっているかを判断してエントリーする方法があります。
この場合、前回の数値よりも良くなっている国の通貨は買われやすくなり、反対に悪くなっている国の通貨は売られやすくなります。つまり、数値が良くなればHighエントリー、数値が悪くなればLowエントリーをそれぞれ選べば、勝てる確率は高くなるというわけです。

経済指標は往々にして、事前の予想値と発表値に違いが出ることがあります。やはり、投資では100%予測することは不可能ということです。
そのため、事前の予想値のみでエントリーすることは避けた方が良いでしょう。また、経済指標を信じすぎて大きな金額を投資したりすることも危険です。しっかりとリスクヘッジを行うようにしましょう。

(2)発表後の反発するタイミングを狙う

二つ目の方法は、経済指標の発表後に起こる大きな値動きへの反発を狙ってエントリーする方法です。
相場の特徴として、トレンドの大きな転換に対して抵抗する力が働き、一時的にトレンドの流れとは反対方向に動くことがあります。この動きを利用すれば、経済指標によって荒れた相場が落ち着いた頃に、トレンドとは逆方向にエントリーすれば勝率アップが見込めます。
経済指標の発表後にエントリーする方が確実性が増しますし、おすすめの方法ではあります。

ただし、経済指標の影響力が強い場合には、反発が起こらずトレンドがそのまま継続することもあります。そのため、反発の見極めがとても肝心です。

4.経済指標を活用するための注意点

(1)経済指標の結果が良くても下落する可能性もある

経済指標の数値が良くなると予想されていたのに、発表結果が悪かった場合には相場が大幅に下落しますが、もし発表結果が良くなっていたとしても、予想よりプラス幅が小さかった場合にも相場は下落する傾向があります。
これは反対の状況にもあり得ることで、発表結果が悪かったとしても予想値よりマイナス幅が小さければ、相場は上昇することがあるということです。

経済指標は発表結果を重視するのではなく、必ず予想値から確認し結果と比較するように心掛けましょう

(2)経済指標発表のタイミングでの取引は避ける

経済指標の発表時には、相場が大きく荒れます。
大きな値動きになりますので、運が良ければ大きな利益を得ることはできますが、そんなに多く運は巡ってくるものではありません。
値動きが大きくなればスプレッドが広がりやすく、玄人であっても思い通りに決済できないことも起こり得ます。

経済指標の発表時は、取引上とてもリスクが高いため、それまで持っていたポジションは発表前に一旦決済することをおすすめします

(3)エントリーを見送る余裕を持つ

自分がエントリーするタイミングより前に、既に大きな反発が起こってしまっていた場合には、既に反発が治まってしまっている可能性もあるので、無理にエントリーすることは避けた方が無難です。
また、値動きが早く激しい場合にも、エントリーが約定しづらかったり、既にトレンドに乗り遅れている可能性が高いので、この場合も無理にエントリーせず見送った方が良いのです。

経済指標を利用して取引をする場合には、リスクが高いことを念頭に置き、焦らずに心に余裕を持って判断していくことが大切なのです

(4)投資金額を少なくしリスクを減らす

経済指標の発表タイミングは、通常の相場状況ではないと考え、上述したようにリスクがとても高いと認識する必要があります。
そのため、もし経済指標を利用した取引を行う場合には、投資金額は少なくし最低限の損失に留めるように心掛けましょう

5.まとめ

バイナリーオプションをやる上で、経済指標は取引における判断をするために、とても重要な情報であることは間違いありません。

経済指標について理解しておくことで、エントリーの根拠としても活用できますし、大きな価格変動によるリスクを回避することもできます。
たとえバイナリーオプションで稼ぐために、一生懸命に努力してテクニカル分析を身につけて、根拠ある予測ができるようになったとしても、経済指標の発表によるイレギュラーな相場の動きにより予測が外れ、勝率アップの邪魔をされていては元も子もありません。

バイナリーオプションで安定的で高い勝率を保つためにも、経済指標で重要なものは何か、いつ発表されるのかを把握しておき、常に確認する癖をつけておくことが大切なのです。

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バイナリーオプション初心者におすすめ!1時間取引を使ってみよう!

バイナリーオプション1時間取引を使ったことがあるでしょうか?

エントリーから判定時間までが長いので、「そんな先の相場がどう動いているかなんてわからない。」と思われるかもしれませんね。

ですが、短時間の取引と違って時間の余裕があるので、バイナリーオプション取引で一番大事なチャートの分析がきちんとできること、そして精度を上げることができます。それによって、勝率も上げていくことが可能です。

今回は、初心者にもおすすめの1時間取引をご紹介します。

 

短時間の取引と何が違うの?

エントリーから判定時間までが短い取引は、すばやい判断が必要になります。今、相場がどう動いているのかを上位足(長い時間足)で相場の方向を確認し、どの通貨ペアを利用するのかを決め、チャートの値動きからHigh/Lowのどちらでエントリーするかを判断します。

短時間の取引は、それだけ高度な分析力を必要とします。

もちろん1時間取引でも、きちんとしたチャートの分析が必要です。ただ、分析する時間の余裕はたっぷりあるので、落ち着いてじっくり取引できるという点が、短時間の取引とは大きく違うところです。

 

1時間取引は、どうしておすすめなのか?

バイナリーオプションの1時間取引をおすすめする理由は、いくつかあります。

  • チャートを分析する時間に余裕がある
  • ペイアウト率が高い
  • 短時間の取引より、利用できる通貨ペアが多い
  • 予測が外れても転売ができる

チャートを分析する時間に余裕がある

1時間取引は判定時間が決まっている場合があり、22:00が開始時間であれば判定時間は22:59となります。これだけ時間に余裕があれば、色々な時間足でチャートを確認でき、テクニカル指標を利用してローソク足の動きを予測することが可能です。

分析にかける時間があれば精度も上がりますし、その分勝てる可能性も上がりますよね。

ペイアウト率が高い

ハイローオーストラリアの場合、1時間取引のペイアウト率は1.90倍。30秒取引は1.95倍と高いですが、1時間取引では分析が当てはまりやすく勝率も高くなることを考えると、選びたくなりますよね。

短時間の取引より、利用できる通貨ペアが多い

1時間取引には短時間取引よりも、利用できる通貨ペアが多いです。例えば、5分取引では利用できない通貨ペアが1時間取引では利用できるのです。バイナリーオプションでは、時間帯によって取引しやすい通貨ペアも違いますから、利用できる通貨ペアが多いのは助かりますよね。

予測が外れても転売ができる

どんなに細かく分析しても、予測が外れることはありますよね。その場合、損失を大きくしないことをまず考えなくてはなりません。そこで「転売」という手法を使います。

短時間の取引では使えない転売は、損失をおさえるだけではなく、利益を上げる手段としても使える便利な機能です。

判定時間までが長いと、判定時間前に相場が転換しそうになることがありますよね。その場合は、相場が転換する前に転売しますが、この時に転売時のペイアウト率が1.0以上をねらうことで利益になります

 

1時間取引攻略法 〜レンジ相場

レンジ相場は基本的に逆張り(相場が上昇しているタイミングで、判定時間には下がると予測してLow、相場が下降している時にはその逆)でエントリーします。

ローソク足の形を見極めて逆張りする

ローソク足がどのような形になっているかを知ることで、チャートの動きを読むことができます。わかりやすい形で「ピンバー」というローソク足の形があり、これは相場が転換するタイミングを表しています。

  • ピンバー … ローソク足のヒゲが、実体より約3倍長い形のこと

より確実に相場の転換を判断するには、「ボリンジャーバンド」や「RSI」を使います。

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドを使うことで、相場の転換タイミングや勢いなど、ローソク足の動きが今後どうなるのかわかりやすくなります。

このボリンジャーバンドで示された範囲に、ローソク足の動きは収まる確率が高いので、そこからローソク足がはみ出しそうになれば、反発して戻ってきます。その時のローソク足の形が「ピンバー」になっていることで、相場が転換するという判断が正しいことがわかるというわけです。

RSI

RSIは、相場が買われすぎているのか、売られすぎているのかを判断するものです。買われすぎであれば相場は下がり、売られすぎであれば上がってくる傾向にあるので、相場の転換タイミングがわかりやすくなります。

  • 0〜100%の数値で表される
  • 70%以上になると買われすぎ
  • 30%以下になると売られすぎ

ローソク足が「ピンバー」になった時に、RSIの数値が70%以上、または30%以下になっていることも確認できると、より確実ですね。

ただしトレンド相場の時には、RSIの数値が70%以上(30%以下)になったまま戻らなくなってしまうので、RSIだけで相場を判断するのはやめましょう。

テクニカル指標を使う 〜CCI&ボリンジャーバンド

CCIは、相場の買われすぎ・売られすぎを表すもので、RSIと違って数値の上限・下限がありません。ですから、トレンド相場でもレンジ相場でも使える指標です。CCIの数値は、100以上で買われすぎ、100以下が売られすぎとなり、エントリータイミングは以下のようになります。

  • 100のラインを上から超えたらLowエントリー
  • -100のラインを下から超えたらHighエントリー

ただし、CCIは細かな値動きにも反応するために、なかなか良いエントリータイミングをねらえない場合があります。そのため、ボリンジャーバンドにローソク足が触れていることを確認して、ローソク足の反発するタイミングをねらうことができます。

CCIは実際の値動きより反応が早いので、タイミングを逃さずエントリーできますよ。

トレンド相場から転換するタイミングをねらう

トレンド相場の終わりから次の相場へ転換する際の、大きな反発をねらって逆張りする手法です。

この手法では、トレンド相場がどこで転換するかを見極める必要があり、そのために目安となる2つのライン「レジスタンスライン」と「サポートライン」があります。

サポートライン

サポートラインとは、FXのチャートにおいて「これ以上は下落しないだろう」と考えられるラインのことを指します。「下値支持線」とも呼ばれ、チャートの下部に引くことで売買における安値の目安として使われます。

引用:SBI FXトレード

レジスタンスライン

レジスタンスラインはサポートラインとは逆に、上昇しているチャートの上げ止まりの目安として引かれます。「これ以上は上がらないだろう」と考えられるポイントになり、上値抵抗線と呼ばれます。

引用:SBI FXトレード

チャートにサポートライン、そしてレジスタンスラインを引く際には、2つセットで引くと良いです。レンジ相場で、同じくらいの安値を基準としてサポートラインを引き、同じように高値を基準としてレジスタンスラインを引きます。

エントリーするタイミングは、トレンド相場のローソク足がサポートラインまたはレジスタンスラインを超えたタイミングで逆張りします。

この時に、何度かローソク足がラインを超えることがありますが、一番最初に反発したポイントをねらいます。このポイントが一番反発が強いからです。

逆張りにおすすめの時間帯を選ぶ

「ロンドンフィックス」をねらった逆張り

ロンドン市場で仲値が決まる時間帯を「ロンドンフィックス」といいます。この時間帯の1〜2時間くらい前に、欧州通貨(ポンドやユーロなど)を決済する動きがあるために、値動きが大きくなります。

  • 時間帯 … 夏時間は午前0時、冬時間は午前1時の1時間前
  • おすすめ通貨ペア … EUR/USD

「窓」をねらった逆張り

窓とは … 前日の市場の終値と当日の始値に大きな差があった場合に、前日と当日のローソク足の間にできる空間のこと

この「窓」ができると、その部分を埋めるように逆方向へ向かって相場が動く現象が起こります。「窓」が発生した時に逆張りできる手法です。

  • 時間帯 … 毎週月曜日の市場の取引開始時間から、3時間程度
  • おすすめ通貨ペア … USD/JPY
  • 窓の間が下向きの場合 … Highエントリー
  • 窓の間が上向きの場合 … Lowエントリー

 

1時間取引攻略法 〜トレンド相場

1時間という長い時間の取引の場合、きちんとした根拠に基づいたトレンド相場をねらうことが重要です。

テクニカル指標を使う 〜移動平均線&ストキャスティクス

移動平均線

移動平均線は、ローソク足の動きに沿ったラインでトレンド相場の方向、ラインの幅で相場の勢い、短期・長期のラインの交わりで相場の転換タイミングがわかります。

  • 短期の移動平均線が長期の線を下からクロスしていく … ゴールデンクロスといい、上昇トレンドへの転換の合図
  • 短期の移動平均線が長期の線を上からクロスしていく … デッドクロスといい、下降トレンドへの転換の合図

ストキャスティクス

ストキャスティクスは、相場が買われすぎているか、売られすぎているかを0〜100%の数値で判断します。%Kと%Dの2本のラインの交わりで、「買い」や「売り」のタイミングをつかむことできます。

  • %K が %D を下から上へクロスする … 「買い」のタイミング
  • %K が %D を上から下へクロスする … 「売り」のタイミング

注意点は、買いや売りのタイミングが頻繁にくることです。トレンド相場へ転換するタイミングでエントリーするには、ストキャスティクスの数値が70%以上、または30%以下で2本のラインがクロスしたタイミングをねらいます。

移動平均線とストキャスティクスを使った1時間取引の手法は、まず上昇(下降)トレンドの発生を確認します。トレンド相場へ転換する合図は、移動平均線のゴールデンクロス(デッドクロス)やストキャスティクスの%K ・%D のクロス状態で確認します。

トレンドが発生すると、上昇トレンドの場合はローソク足が移動平均線の上を移動し、下降トレンドの場合は線の下を移動していきます。ローソク足は移動平均線に触れると反発しながら、上昇・下降していきます。

エントリーポイントは、ローソク足が移動平均線に触れたタイミングで押し目買い(上昇トレンドの場合)・戻し売り(下降トレンドの場合)をします。

 

1時間取引攻略法 〜サインツールを使う

1時間取引で困るのは、やはり判定時間の長さではないでしょうか。ハイローオーストラリアでは、1時間取引の判定時間が決められているため、その時間に相場がどうなっているのかを予測するのは難しいですよね。それに、判定時間に良いエントリーポイントが見つからない場合もあります

そこで、1時間取引で利益を上げる一つの手法として、サインツールを使って大きな利益の上がるエントリーポイントを見つけるのも良いです。

サインツールは、チャートの分析からエントリーポイントを指示・エントリーなどを自動で行ってくれるツールのことで、分析がしにくい短時間の取引では有効な手法です。

1時間足のチャートのテクニカル指標の分析と短時間のチャートに表示されるサインツールを一緒に見ることで、エントリーポイントが確かなものになり、利益を上げることができますよ。

 

1時間取引 〜注意する点

どの取引時間でもそうですが、経済指標の発表時間帯は値動きが激しくなります。予測がつかない動きをする可能性があるため、テクニカル指標を使っての分析もききません。経済指標の発表の時間帯が決まっている時は、発表が終わってから落ち着いて取引すると良いでしょう。

 

まとめ

  • 1時間取引がおすすめの理由
    • チャートを分析する時間に余裕がある
    • ペイアウト率が高い
    • 短時間の取引より、利用できる通貨ペアが多い
    • 予測が外れても転売ができる
  • 1時間取引攻略法 〜レンジ相場
    • ローソク足の形をみてエントリーする
    • テクニカル指標 CCI&ボリンジャーバンドを使う
    • トレンド相場から転換するタイミングをねらう
    • 逆張りにおすすめの時間帯をねらう
      • ロンドンフィックス
      • 「窓」
  • 1時間取引攻略法 〜トレンド相場
    • テクニカル指標 移動平均線&ストキャスティクスを使う
  • 1時間取引攻略法 〜サインツールを使う

 

いかがでしたか? 今回は、バイナリーオプションの1時間取引をご紹介しました。

短時間の取引と違って判定時間まで余裕があるので、テクニカル分析がしやすくて初心者におすすめの取引です。転売が可能なので、長い判定時間まで待たなくても利益を上げることができるのは嬉しいですよね。

1時間取引では利用できる通貨ペアも多いです。時間帯によって取引しやすい通貨ペアも違いますから、選択肢が広がるのは助かりますね。

ぜひ、バイナリーオプションの1時間取引を利用してみてください。

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バイナリーオプションの15分取引は本当に使いやすいのか?

バイナリーオプション取引で、利用する人が多いのが15分取引です。

30秒や1分取引など短時間の取引と違い、テクニカル指標を使った分析がしやすいことと、精神的に落ち着いて取引できることが一番のメリットだといえます。

また、1時間や1日取引など長時間の取引よりも何度も取引できるので、一回の取引金額が少なくても回数を重ねて利益を上げることができます。

今回は、15分取引がおすすめの理由や勝つためにはどのような取引をしたら良いかをご紹介します。

 

15分取引はなぜ人気?

バイナリーオプションで、15分取引はやりやすく人気がありますし、初心者にはおすすめです。

理由としては、テクニカル指標による分析がしやすいこと、判定時間までそんなに長いわけでも、短すぎることもないので、精神的に楽という点があります。

あえてデメリットをあげるとすると、以下の2つになるのではないでしょうか。

  • ペイアウト率が低め
  • ノイズ(だまし)の発生時に逆張りでエントリーができない

ペイアウト率が低め

15分取引のある海外のバイナリーオプション業者でペイアウト率を比較してみます。

  • ハイローオーストラリア … 1.85倍~2.00倍
  • ファイブスターマーケッツ … 1.78倍
  • ソニックオプション … 1.75倍
  • ゼントレーダー … 1.60倍

ハイローオーストラリアは高い方ですが、ゼントレーダーでは30秒取引のペイアウト率が最大1.95倍となっており、15分取引とは大きな差がありますよね。

ノイズ(だまし)の発生時に逆張りでエントリーができない

チャートを見ていると瞬間的に急激な値動きをすることがあります。これがノイズ(だまし)といわれるものです。

短期の時間足でチャートを見ていると、よくノイズが発生するため、このタイミングをねらって取引する方法もあります。それを得意とするのが30秒や1分取引です。ノイズは瞬間的にローソク足が逆行し、ほぼ垂直に戻ってきます。エントリーから判定時間までが短い取引であれば、ここで利益を出すことも可能です。

しかし、チャートを15分足で見るとノイズが発生しているか確認することがむずかしいですし、15分という判定時間を考えると不可能ですよね。

 

転売を使った取引方法

15分取引を使ってバイナリーオプション取引をする際に「転売」という方法があります。

上がると予想したのに下がってしまったり、下がると予想して上がってしまうと大きな損失になります。転売は、判定時間をまたずに取引を終了することができます。ただ、判定時間前に確定するのでペイアウト率は低くなってしまいますが、損失を少なく済ませる賢い方法です。

また、転売することで利益になる可能性もあるので、あとでご紹介します。

15分取引で勢いのあるトレンド相場をねらう場合には、急激な逆行があることも予測しておかなければなりませんし、転売を頭に入れて取引することが大切です。

 

15分取引の攻略法 〜レンジ相場で取引する

レンジ相場では基本的に逆張りでエントリーします。逆張りとは、相場が下落している時にこの後上がると予測してHighエントリー、または相場が上昇している時に下がると予測してLowエントリーするものです。そのためには、どこでローソク足が逆行するのかわからなければできませんよね。

そこで「RSI」というテクニカル指標を使います。

相場は買われすぎると売り(下落)に、売られすぎると買い(上昇)になる傾向があります。RSIは、今相場がどのような状態なのかを知るための指標です。注意点としては、RSIはレンジ相場・トレンド相場の違いが判断できないことです。

RSIは、0〜100%の数値が折れ線グラフで表されていて、相場が買われている際には数値が70%以上になり、相場が売られている際には数値が30%以下となります。トレンド相場だと、売られすぎ・買われすぎの状態のまま戻ってこなくなるのです。

この場合、相場が転換するタイミングやトレンド相場の勢いなどが見られる「ボリンジャーバンド」というテクニカル指標を一緒に使用します。

ボリンジャーバンドは、2つの線で囲まれたバンドで、その範囲にローソク足がおさまる傾向にあり、このバンドの幅が広くなればトレンド相場、狭くなってくればレンジ相場と判断できます

 

15分取引の攻略法 ~強いトレンド相場で取引する

勢いのある強いトレンドが発生しているときには、穏やかなトレンド相場よりも、トレンドの終わりが早く来ることがあります。15分取引の場合、判定時間前にトレンド相場が終わり、相場が転換してしまったら損失になってしまいますよね。

その場合は、転売をして判定時間前に取引を終わらせると良いでしょう。

勢いのある上昇トレンドでの取引でエントリーをして、判定時間まで待っているとローソク足が逆行しそうな場合は判定時間前に転売をして損失を少しでもおさえます。途中で取引をやめるのでペイアウト率は低くなりますが、大きな損失にならずに済みます。

転売をしてさらに利益を上げるには、転売時のペイアウト率が1.0以上のタイミングをねらうことです。そのためには、トレンド相場が終わるタイミングを見極める必要があります。

トレンド相場の終わりを判断するには、「DMI」というテクニカル指標が使えます。DMIはトレンドの転換のタイミングがわかるものなので、判定時間と照らし合わせて転売するかどうか判断できます。DIMについては、後半でご紹介します。

 

15分取引の攻略法 ~トレンドが発生する時間帯に取引する

トレンドが決まって発生する時間帯があります。これを知っておくと、いつ発生するかわからないトレンド相場を待ち続けるより、はるかに取引がしやすくなりますよね。

日本時間(午前 9:30ころ〜午前 9:55ころ)

この時間は、その日のレートを決めるための目安になる仲値が決まる時間帯です。特にゴトー日と呼ばれる5・10・15・20・25・月末日のこの時間帯は、給料日や決済日にあたることが多く、日本の輸出業者が支払いのためにドルに両替をします。

そのため、銀行が大量のドルを買うことになり、結果円安となるのです。

ロンドン市場のオープン時間(午後 4:00ころ〜)

ロンドン市場が開く時間帯には、取引量が多くなりますから、当然相場も大きく動きます。順張りに向いているおすすめの通貨ペアとしては、ユーロ/円やユーロ/ドルなどがあります。

ニューヨーク市場のオープン時間(午後 9:00ころ〜)

ニューヨーク市場が開く時間帯には、すでにロンドン市場も開いているため、ますます相場の動きも大きくなります。値動きが大きくなるおすすめ通貨ペアは、ドル/円やドル/ユーロがあります。

 

15分取引の攻略法 ~テクニカル指標でトレンドの発生を見極める

15分取引に限らず、トレンド相場で取引する際には、相場の転換タイミングであったり、相場の方向や勢いなどを見極めることが重要になります。そのために使う便利なテクニカル指標をご紹介します。

移動平均線

移動平均線は、相場の方向(上昇・下降)や勢いを知るための指標で、折れ線グラフで表されます。

トレンドの発生時には、移動平均線がトレンドの方向へ一緒に動き、この線の上をローソク足が移動すると上昇トレンド、線の下をローソク足が移動すると下降トレンドと判断できます。

また、移動平均線は短期・中期・長期と3本の線で表すことで、より相場の状態がわかりやすくなります。

  • 短期の移動平均線が長期の線を下から超える(ゴールデンクロス)… 上昇トレンドへの転換を表す
  • 短期の移動平均線が長期の線を上から超える(デッドクロス)… 下降トレンドへの転換を表す

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは、ローソク足が逆行するポイントや、相場の勢い、方向性などがわかるものです。

2本の線の幅(バンド)が狭くなってくるとレンジ相場、広がってくるとトレンド相場と判断ができ、見た目にもわかりやすい指標です。バンド幅の広がりが大きいと、相場の勢いが強いことを表しています。

また、バンド幅の両端にローソク足が触れることで、逆行するタイミングがわかります。

DIM

DIMは、今の相場がレンジ・トレンドどちらの相場の動きなのかを判断するための指標です。

DIMは、上昇する強さ表す緑色の「+DI」と下降する強さを表す青色の「-DI」、そしてトレンドの強さを表す紫色の「ADX」の3本の線があります。

  • 上昇トレンドの時の動き … +DIが-DIより上の時
  • 下降トレンドの時の動き … +DIが-DIより下の時

トレンド相場が終わりに近づいてくるとADXの線が下がり、トレンドが発生してくるとADXは上がってきます。トレンドの転換を知ることができるので、エントリータイミングもわかりやすくなりますね。

 

15分取引の攻略法 ~通貨ペアの選び方

バイナリーオプション取引では、どの通貨ペアを選ぶかによって、チャートの分析がしやすさだったり、取引のしやすさが変わります。15分取引では、どんな通貨ペアを選ぶと良いのでしょうか?

値幅(高値と安値の差)が小さい通貨

値幅が小さい通貨は、為替が上下に激しく動かないので分析が当たりやすいです。

おすすめ通貨ペア:ドル/円、ドル/スイスフラン

市場に参加する人が多い時間帯の通貨

取引人数が多いほど分析しやすくなります。例えば、ニューヨーク市場がオープンする時間はすでにロンドン市場もオープンしているので、取引量が多くなります。

  • オセアニア時間 … オーストラリアドル/円、ニュージランドドル/円
  • 日本時間 … ドル/円、オーストラリアドル/円、ニュージランドドル/円
  • ロンドン時間 … ポンド/円、ユーロ/円、ユーロ/ドル、ポンド/ドル、ドル/スイスフラン、ユーロ/スイスフラン

 

相場に影響する経済指標の発表のタイミングが明確になっている

経済指標の発表前後は相場がどう動くのか予測がつきにくく、分析通りにいかないことが多いです。無理にエントリーすると大きな損失になることもありますから、経済指標の発表前後の取引は避けたいですよね。

ですから、経済指標の発表のタイミングが明確な国の通貨を使用することは、その時間帯の取引を避けるためにも大切です。

 

15分取引のメリット

バイナリーオプションの15分取引は、テクニカル指標を使って分析がしやすいことが一番のメリットといえます。時間に余裕を持ってチャートをみられるので精神的にも落ち着いて取引できますし、初心者におすすめです。また、予測が外れた場合でも転売をすることで、損失をおさえることができるのも助かりますよね。

短い時間の取引では、ノイズなどの急激なローソク足の逆行が目立つので、エントリーのタイミングを迷いますが、15分取引の場合はノイズの発生はほとんどわかりません。分析通りのエントリーができることは、やりやすいですよね。

 

まとめ

  • 15分取引のメリット
    • テクニカル指標を使って分析がしやすい
    • 判定時間まで余裕があるので、落ち着いて取引できる
    • 損失になる前に転売できる
    • ノイズが目立たない
  • 15分取引のデメリット
    • ペイアウト率が低め
    • ノイズ発生時の逆張りができない
  • 15分取引の攻略法
    • レンジ相場で取引する際には、RSIやボリンジャーバンドを使って、逆張りする
    • 強いトレンド相場で取引する時には、転売する方法もアリ
    • トレンド相場になる時間帯をねらって取引する
      • 仲値が決まるまでの時間帯やゴトー日
      • ロンドン市場のオープン時間
      • ニューヨーク市場のオープン時間
    • テクニカル指標を使って、トレンド相場のタイミングを見つける
      • 移動平均線
      • ボリンジャーバンド
      • DMI
    • 通貨ペアの選び方
      • 値幅が小さい通貨を選ぶ
        • ドル/円、ドル/スイスフラン
      • 市場に参加する人が多い時間帯に取引される通貨
        • オセアニア時間 … オーストラリアドル/円、ニュージランドドル/円
        • 日本時間 … ドル/円、オーストラリアドル/円、ニュージランドドル/円
        • ロンドン時間 … ポンド/円、ユーロ/円、ユーロ/ドル、ポンド/ドル、ドル/スイスフラン、ユーロ/スイスフラン
      • 経済指標が発表されるタイミングがはっきりしている国の通貨

 

いかがでしたか?

バイナリーオプションには、いろいろな取引時間がありますが、チャートを分析して相場はこう動いていく、という予測を立てることが一番利益になる方法です。

そのための時間の余裕が15分取引にはあります。

テクニカル指標を利用して分析し、エントリーのタイミングがきちんと決まれば、落ち着いて取引できるので気持ちも楽になりますよ。

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バイナリーオプションの5分取引で勝つためにはどうしたらいい?

バイナリーオプションの短期取引は、結果がすぐわかるというメリットがありますよね。

ただ、30秒や1分という時間では、なかなかチャートを分析がしにくく、ついギャンブルのような取引になってしまうこともあるのではないでしょうか? それに時間が短いことで気持ちもあせってしまいますよね。

そこで、おすすめするのが5分取引です。チャートを分析する時間も十分ですから冷静に取引できますし、ペイアウト率も割と高いです。

今回は、バイナリーオプションの5分取引をご紹介します。

 

バイナリーオプションの5分取引で勝てる相場は?

バイナリーオプションの5分取引で利益が出せる相場は、トレンド相場とレンジ相場どちらでも可能です。

レンジ相場であまりにも値動きが無い場合は、もっと短い時間の取引の方がローソク足が逆行する前に判定される、という点で有利です。

ですが、5分取引の場合はテクニカル指標を使った分析が可能なので、レンジ相場で必ず逆行するタイミングを捉えることができるのです。

 

5分取引で手を出してはいけない状況とは

バイナリーオプションの5分取引で勝てる相場は、トレンド相場とレンジ相場でした。トレンド相場は、やはり勢いのある方がより大きく勝てるのでしょうか?

勢いが強すぎるトレンド相場は見送って

「相場の勢いが強い」とは値動きが大きいことで、このような相場の場合、この後トレンド相場がそのまま続くのか、すぐに終わってしまうのか予測がたてづらいことが多いです

30秒や1分取引であれば、大きな値動きの影響を受けづらいので勝てる可能性がありますが、5分後に相場がどうなっているのかはわかりづらいですよね。値動きが大きいということは、勝てば当然利益も大きいですが、負ければ損失も・・・ということなのです。

経済指標の発表時間は取引を避ける方がいいのはなぜ?

値動きが大きくなる要因の一つに下のような経済指標があります。

  • アメリカの雇用統計 … 毎月第一金曜日に発表される失業率
  • 国内総生産(GDP) … 毎月下旬に発表される景気の動向
  • 消費者物価指数 … 毎月中旬に発表される物価
  • 中古住宅販売件数 … 毎月中旬に発表される中古物件の販売数
  • ISM製造業景況指数 … 毎月第一営業日に発表される製造業の景気状況

これらの経済指標の発表後は、値動きが大きくなる場合があり、相場がどう動くのか予測がしづらくなります。テクニカル指標を使って分析した結果が当てはまらないこともあるので、これらの経済指標の発表時間は取引を避けた方がいいでしょう。

 

トレンド相場で5分取引をやってみよう

確実にトレンド相場になる時間帯や、トレンド相場になりそうだなというポイントがわかれば取引も楽になります。

トレンド相場になる可能性がある時間帯をねらう

きちんとした根拠があってトレンド相場になっているのであれば、安心して取引できますよね。1日のうちでトレンド相場になる可能性が高い時間帯があるのでご紹介します。

仲値が決まるまでの時間帯(午前 9:30頃 〜 午前 9:55頃)

この時間帯は、ドルが買われるために円安となる傾向があります。特にゴトー日(5や0のつく日)には、その傾向が強くなります。

ゴトー日には、給料の支払いや決済日になることが多く、輸入業者が支払いなどのためにドルが必要になります。銀行はドルへの両替に対応するために、大量にドルを買わなければなりません。そのため、この仲値が決まるまでの時間帯にはトレンド相場になる傾向があるのです。

午前 9:55頃には仲値が決まり、その後は銀行がドル買いをしなくなっていくので、相場も少し落ち着いてきます。

ロンドン市場のオープン時間

午後 4時頃 〜 翌 2時頃のロンドン市場がオープンする時間帯は、取引も多くなるために値動きが大きくなります。また、クローズする 1時間ほど前は、日本でいうと仲値が決まるような時間帯にあたるので、同じように値動きが大きくなります。これは「ロンドンフィックス」と呼ばれています。

ニューヨーク市場のオープン時間

午後 9時頃 〜 翌 6時頃のニューヨーク市場がオープンする時間帯は、すでにロンドン市場がオープンしている時間でもあるため、必然的に値動きが大きくなります

 

これらの時間帯をねらって取引することで利益にもつながりますし、一日中チャートとにらめっこする必要も無くなりますね。また、トレンド相場へ変わるタイミングをつかむことができれば、取引のチャンスも広がります。

レンジ相場からトレンド相場への転換を判断してエントリーする

トレンド相場に転換するタイミングを知ることで、エントリーがしやすくなります。どんなテクニカル指標を使うと良いかご紹介します。

移動平均線

移動平均線を使うことで、相場の方向(上昇や下降)や勢い、そして相場の転換タイミングを知ることができます。この線は、相場の動いている方向と同じ方へ向かいます。

3種類の移動平均線(短期・中期・長期)を使うことで、相場が転換する(トレンド相場⇆レンジ相場)タイミングを知ることができます。

  • 短期の線が長期の線を下から上に超えると「ゴールデンクロス」といい、上昇トレンドへ転換する合図
  • 短期の線が長期の線を上から下に超えると「デッドクロス」といい、下降トレンドへ転換する合図

トレンド相場では基本的に順張りでエントリーしますが、どこでエントリーしても大丈夫というわけではありません。トレンド相場でも常に値動きはありますよね。もし、エントリーした直後にローソク足が逆行すると損失になってしまいます。

上昇トレンドの場合、ローソク足は移動平均線の上を通り、反対に下降トレンドの場合は線の下を通る傾向にあります。移動平均線を使ってエントリーポイントを探す場合には、ローソク足が移動平均線に押されて反発するタイミングをねらいます

  • 押し目…上昇トレンドの場合に、下がってきたローソク足が移動平均線に押されて反発するポイント
  • 戻り目…下降トレンドの場合に、上がってきたローソク足が移動平均線に押されて反発するポイント

一目均衡表

この指標の特徴は、過去のチャートから分析したデータだけではなく、こうなっていくだろうという未来も分析できます。

一目均衡表には「雲」と呼ばれる2つのラインで囲まれた部分があり、この雲の厚さとローソク足の位置でエントリーポイントを探します。

  • 雲が厚く、ローソク足がその雲に触れた時は逆行する合図
  • 雲が厚く、ローソク足が突き抜けると、トレンド相場に転換する傾向

一つ注意点としては、雲が薄い場合もローソク足が突き抜けやすく、その際はローソク足が上がったり下がったりする可能性がありますので、エントリーポイントとしてはおすすめ出来ません。

エントリーする際には、雲が厚くローソク足が雲を突き抜けるポイントをねらって順張り、または厚い雲にローソク足が触れた瞬間をねらって逆張りでエントリーします

 

レンジ相場で5分取引をやってみよう

レンジ相場では逆張りが基本です。ですから、間違ってトレンド相場でエントリーしないように、確実にレンジ相場になったタイミングをおさえることが必要になります。

トレンド相場からレンジ相場への転換を知るには

RSI

相場が売られすぎているのか、買われすぎているのかを折れ線グラフで表したものです。レンジ相場の取引でよく使われる指標で、0〜100%の数値で表されます。

エントリーのタイミングとしては、RSIの数値が70%を上回るようなら下がるとみてLowエントリー、反対に30%を下回るようなら上がるとみてHighエントリーとなります。

注意点としては、トレンドが発生している場合にRSIは機能しなくなるということです。

トレンド相場の場合、RSIの数値は70%以上になったまま下がってこなかったり、30%以下になったまま上がらなかったりします。その場合は、トレンド相場を把握するための指標と一緒に使うと良いです。

ボリンジャーバンド

トレンド相場を把握するための指標です。このボリンジャーバンドで、現在の相場がトレンド相場かレンジ相場かを確認することができます。バンドの幅が狭い場合にはレンジ相場、バンドが広がってくればトレンド相場と判断します。

先ほどのRSIの数値が70%以上、または30%以下になった時点でボリンジャーバンドを確認することで、どちらの相場なのかを知ることができますよ。

このボリンジャーバンドの中にローソク足はとどまる確率が高く、ローソク足がバンドに触れると反発する可能性があります。エントリーの際には、この反発を利用して逆張りしましょう

 

分取引で使えるテクニック 〜00秒でエントリー

5分取引の場合、ローソク足1本が5分間となります。00秒エントリーとは、ローソク足が作られる瞬間にエントリーするというものです。

00秒エントリーの最大のメリットは、分析結果が新しいということです。00秒でエントリーするということは、一つ前のローソク足が出来上がっている(完全なデータ)ということですよね。最新の分析結果を見てエントリーできるのであれば、勝てる可能性も高くなりますよね。

また、サインツールを使って取引している場合には、00秒エントリーとの相性は良いですよ。

 

予測通り行かなければ転売もOK!

短期取引の中には、転売ができないものもありますが、5分取引は大丈夫です。

どんなに分析しても、予測が外れる場合はあるものです。その場合、大事なことは損失を大きくしないことですよね。このまま待っていても上がる(下がる)可能性がないのであれば、そこで確定をする勇気も必要です。

ペイアウト率は下がってしまうかもしれませんが、転売することで損失をそれ以上大きくせずに済みます。

 

まとめ

  • 5分取引ではトレンド相場・レンジ相場、どちらでも勝てるポイントはある
  • 5分取引で手を出してはいけない状況とは
    • 勢いが激しすぎるトレンド相場
    • 経済指標が発表になる時間帯
  • トレンド相場での5分取引
    •  トレンドになる可能性がある時間帯をねらう
      • 仲値が決まるまでの時間帯
      • ロンドン市場のオープン時間
      • ニューヨーク市場のオープン時間
    • レンジ相場からトレンド相場への転換を判断する
      • 移動平均線
      • 一目均衡表
  • レンジ相場での5分取引
    • トレンド相場からレンジ相場への転換を判断する
      • RSI
      • ボリンジャーバンド
  • 5分取引で使える00秒エントリー
  • 予測通りいかなければ転売もアリ!

 

今回はバイナリーオプションの5分取引をご紹介しました。

5分取引はチャートの分析をする時間も十分あるので、色々なテクニカル指標を利用できます。現在の相場の動きがトレンド相場なのかレンジ相場なのか、転換のタイミングを正しく判断することで、エントリーポイントが見えてきます。

もし予測がはずれてしまっても転売が可能なので、大きな損失になるのを回避できるのは、嬉しいですよね。ペイアウト率も(業者によりますが)高いので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

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バイナリーオプションの短期取引とは? 勝てる方法はある?

バイナリーオプション取引で、エントリーしてから判定時間までの待ち時間はそわそわしませんか? できればすぐにでも結果を知りたいですよね。

そんな時に使えるのが短期取引です。判定時間までの待ち時間が短いというメリットがある一方、チャートを分析する速さと正確さが必要になってきます。

短期取引ではどうねらったら良いのか、使うインジケーターなど、勝つためにはどんなことが必要なのか。

今回はバイナリーオプションの短期取引をご紹介します。

 

短期取引を選ぶとどんなメリットがあるの?

取引の判定時間には、30秒・1分・3分・5分・15分・30分・1時間・4時間・1日などあり、この中でどれが短期でどれが長期とは決まっていません。ただ、バイナリーオプションでは15分取引がよく利用されていることもあり、今回はそれより短い時間の取引を短期取引としてご紹介します。

短期取引というのはエントリーしてから判定時間までが短い取引のことですが、どんなメリットがあるのでしょうか?

結果が早くわかる

上がるか下がるか、自分の予想が当たっているのか早く知りたいものですよね。短期取引であればそれが可能です。さらに値動きが少ない場面では、エントリーしてすぐ判定時間が来ることで、細かな値動きにも対応できます。

何度も取引できる

エントリーから判定時間までが短いと、次々と取引することができますし、もし勝つ事ができていれば利益につながっていきますよね。

特にトレンド相場が続いている間は、順張りでエントリーが基本なので取引の回数が多い方が得です。

大きな経済ニュースなどの影響を受けにくい

世界的な経済ニュースなどは、バイナリーオプション取引に大きな影響を与えます。長期取引だと判定時間までが長く、その間に相場に影響を与えるようなニュースによって、せっかく予測していた結果とは違ってしまう可能性があります。

その点、短期取引では判定時間までが短いので、相場が影響を受ける前に取引を終えることができますね。

ペイアウト率が高い

短期取引ができる海外のバイナリーオプション業者の中から、ハイローオーストラリアを取り上げてみます。

短期取引 Turbo(ターボ)のペイアウト率

  • 30秒取引 … 1.95
  • 1分取引 … 1.90
  • 3分取引 … 1.90
  • 5分取引 … 1.85

取引の時間が短い、あるいは1時間や1日のように長い場合は、ペイアウト率が高く設定されています。これは、予測がむずかしいという事です。

また、ハイローオーストラリアには「Turbo スプレッド」という短期取引があり、エントリーした時点の価格幅を超えて判定時間をむかえる事ができれば「勝ち」となります。

短期取引 Turbo スプレッドのペイアウト率

  • 30秒取引 … 2.30
  • 1分取引 … 2.20
  • 3分取引 … 2.05
  • 5分取引 … 2.20

Turbo スプレッドのペイアウト率は非常に高く、もし勝ち負けを繰り返したとしても利益になります。

 

短期取引をする時はマイルールを決めておく!

短期取引は判定時間までが短いために、取引をあせってしまって冷静さを失うこともあります。特に、負けてしまうと早く取り戻そうと思ってしまいがちです。さらに、何回も取引できるタイミングがあるので、取引を続けていればついどこかで勝てるのでは?と思ってしまいます。

それによって、資金管理ができなくなるばかりではなく、気持ちもあせって分析がおろそかになり、負け続けてしまう可能性も出てきます。

そうならないためにも、以下のようなマイルールを具体的に決めておくことは大切です。

  • その日の取引回数「何回まで」
  • その日の取引に使う資金「いくらまで使える」
  • 負け続けた時の損失額「いくら以上になったらやめる」

 

短期の取引方法

バイナリーオプションの短期の取引方法を時間足ごとに見てみます。

30秒取引

エントリーから判定時間までが一番短いため、細かい値動きの相場でも使える取引ですが、相場の分析がしにくいです。高い確率でトレンド相場になる場面をねらうと、回数も多く取引できるでしょう。

  • 中値が決まるまでの時間帯(午前 9:30頃〜午前 9:55頃)& ゴトー日
  • ロンドン市場のオープン時間など

値動きが少ないレンジ相場では、「ノイズ(突然大きく値動きする瞬間)」をねらう方法があります。このノイズのあとは値動きが反発するので、エントリーの際は「逆張り」となります。

短い時間足でチャートを見ているとノイズはよく発生していますので、その瞬間を見逃さずに取引することで利益になっていきます。

注意点

チャートを色々な時間足でみられるMT4(メタトレーダー4)には30秒足がなく、ローソク足を1分足で表示することになります。

1分取引

30秒取引と同じく、トレンド相場をねらうと良いでしょう。ただし判定時間まで多少時間が伸びるので、トレンド相場の最中に起こる「だまし(相場が上昇、または下落中に一時的に逆行すること)」の間に判定時間をむかえてしまう可能性があるので注意します。

これを避けるためには、トレンドの発生を予測するためのトレンド系インジケーターと、相場の転換に反応するオシレーター系インジケーター、両方を使って相場を判断することが大切です。

  • トレンド系インジケーター…ボリンジャーバンドや移動平均線、一目均衡表など
  • オシレーター系インジケーター…RSIやストキャスティクスなど

レンジ相場では、ローソク足に注目します。ローソク足の実体が小さくて、ヒゲが長い場合、相場が転換する可能性があるので、そのタイミングをねらって逆張りでエントリーします。

注意点

30秒取引も1分取引も転売ができません。転売ができないといことは、判定までの間に自分の予測と違う値動きをした取引を途中で終了させられないということです。

3分取引

残念ながら、3分取引も30秒取引と同じでMT4に3分足という時間足が無いため、一番近い5分足で表示します。30秒取引とは違ってエントリーから判定時間まで余裕があるので、5分足のローソク足が形成されてからエントリーが可能です。

具体的には、ローソク足が形成され始めて2分間は相場の分析をして、残りの3分間でエントリーします。その際には、オシレーター系インジケーター(RSIなど)を使って、相場が転換する瞬間をねらいます。

トレンド相場・レンジ相場のどちらに転換するかは、トレンド系インジケーター(移動平均線やボリンジャーバンドなど)を使って判断します。

トレンド相場への転換であれば順張りでエントリーしますが、レンジ相場の場合は値動きが細かく、判定時には逆行している可能性が高いので、レンジ相場はおすすめしません

また3分足から転売も可能ですから、もし予測がはずれてしまいそうな時は、大きな損失にならないうちに確定させることができます。

5分取引

5分取引は、トレンド相場での取引をおすすめします。なぜなら、トレンド相場の最中に起こる「だまし」に引っかかりにくい時間足だからです。

30秒取引では、だましに入る前に判定時間をむかえる可能性が高かったですが、5分取引では取引最中にだましが起こって、また元の相場に戻るまで持ちこたえる可能性があります。

ただし、レンジ相場では5分後の細かな値動きを予測することはむずかしく、予測できたとしてもすぐに逆行してしまうため、勝てる可能性は低くなります。

5分取引も転売が可能です。

 

短期取引で使えるインジケーターはこれ!

相場の分析に必要なインジケーターには、トレンド系インジケーターとオシレーター系インジケーターがあります。

トレンド系インジケーター

トレンド相場が上昇・下落、どちらの方向へ動くのかを予測する時に利用されるインジケーターです。

移動平均線

移動平均線は、相場の動きを折れ線グラフで表したもので、この線の上にローソク足がある時は上昇トレンド、線の下にある場合は下落トレンドとなります。レンジ相場の時には移動平均線が横ばいとなり、ローソク足は線をまたぎます。

また、移動平均線には短期・中期・長期とあり、線の交差の仕方で買いサインか売りサインなのかがわかります。

  • 短期の線が中期の線を下から上へ抜けた場合(ゴールデン・クロス)…買いのサイン
  • 短期の線が中期の線を上から下へ抜けた場合(デッド・クロス)…売りのサイン

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは、統計学に基づいて計算されたもので、このバンドの中にローソク足の動きは収まるというものです。その確率は90%以上と非常に信頼できるものです。

バンドの幅が大きくなるとトレンドの勢いは強く、幅が狭くなるとレンジ相場という判断ができます。また、バンドからローソク足がはみ出そうになるとバンド内に戻ってくるので、ローソク足が反発する瞬間を簡単にねらうことができます。

オシレーター系インジケーター

相場が買われすぎている状態なのか、反対に売られすぎている状態なのかを判断するために利用されるインジケーターです。相場は買われすぎると「売り」に、売られすぎると「買い」に転換するため、相場が転換するタイミングを知ることができます。

RSI

RSIは現在の相場が買われすぎなのか、売られすぎなのかを示すインジケーターです。

0から100までの範囲で20〜30%以下で「売られすぎ」と判断でき、その後は上昇すると見られます。70〜80%以上で「買われすぎ」と判断でき、その後は下降すると見られます。

ストキャスティクスもRSI同様のインジケーターですが、RSIと違って売りポイントや買いポイントが明確にわかります。どちらもレンジ相場で活躍するインジケーターです。

勢いのあるトレンド相場では、うまく機能しないことがあるため、移動平均線などトレンド系インジケーターとの併用をおすすめします。

CCI

CCIも相場の買われすぎや売られすぎを判断するインジケーターですが、RSIやストキャスティクスと大きく違うのは、レンジ相場だけでなくトレンド相場にも使えることです。

CCIの見方は以下の通りです。

  • 100%のラインを上から超えた時が「売りサイン」
  • -100%のラインを下から超えた時が「買いサイン」

CCIは、値動きに対する反応が早いのが特徴ですが、それゆえトレンド相場の最中に起こる「だまし」にも反応するので、注意が必要です。CCI単独ではなく、トレンド系インジケーターと一緒に使うことをおすすめします。

 

短期取引できるバイナリーオプション業者はどこか

短期取引ができるのは、海外のバイナリーオプションのみとなります。おすすめの業者をご紹介します。

  • ハイローオーストラリア
  • ザオプション
  • ファイブスターズマーケッツ

ハイローオーストラリアとザオプションでは、デモトレードができるので、分析がむずかしい短期取引はどんどん練習したいですね。

 

まとめ

  • 短期取引を選ぶメリット
    • 結果が早くわかる
    • 何度も取引できる
    • 大きな経済ニュースなどの影響を受けにくい
    • ペイアウト率が高い
  • 短期取引はマイルールを守る
  • 30秒取引
    • チャートの分析がむずかしい
    • 高確率でトレンド相場になるタイミングをねらう
    • レンジ相場では「ノイズ」を利用する
    • 30秒足のローソク足が無い
    • 転売ができない
  • 1分取引
    • レンジ相場ではローソク足のヒゲの長さを見る
    • トレンド相場の最中に起こる「だまし」に引っかかる可能性がある
    • 転売ができない
  • 3分取引
    • レンジ相場では判定時間に逆行している可能性がある
    • 3分足のローソク足が無い
    • 5分足のローソク足が形成されてからエントリーが可能
    • 転売ができる
  • 5分取引
    • トレンド相場の最中に起こる「だまし」に引っかかりにくい
    • レンジ相場はむずかしい
    • 転売ができる
  • 短期取引で使えるインジケーター
    • トレンド系インジケーター
      • 移動平均線
      • ボリンジャーバンド
    • オシレーター系インジケーター
      • RSI
      • ストキャスティクス
      • CCI
  • 短期取引できるおすすめ海外バイナリーオプション業者
    • ハイローオーストラリア
    • ファイブスターズマーケッツ
    • ザオプション

今回はバイナリーオプションの短期取引をご紹介しました。

長期取引と違ってチャートをじっくり分析する時間が無い分、むずかしい部分も多いですよね。また、負けた時にあせらず冷静な取引も要求されます。

どの取引でも同じですが、相場がどのように動いているのか正確に判断することが大切ですし、加えて短期取引は判断の速さも必要になってきます。

短期取引は判定時間まで短いため、トレンド相場のようにわかりやすい相場で何度も取引することが可能です。また、レンジ相場で細かい値動きを逃さず、エントリーすることもできます。色々なインジケーターを利用しながら短期取引を楽しんでくださいね。

 

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