バイナリーオプション取引で、エントリーしてから判定時間までの待ち時間はそわそわしませんか? できればすぐにでも結果を知りたいですよね。
そんな時に使えるのが短期取引です。判定時間までの待ち時間が短いというメリットがある一方、チャートを分析する速さと正確さが必要になってきます。
短期取引ではどうねらったら良いのか、使うインジケーターなど、勝つためにはどんなことが必要なのか。
今回はバイナリーオプションの短期取引をご紹介します。
短期取引を選ぶとどんなメリットがあるの?
取引の判定時間には、30秒・1分・3分・5分・15分・30分・1時間・4時間・1日などあり、この中でどれが短期でどれが長期とは決まっていません。ただ、バイナリーオプションでは15分取引がよく利用されていることもあり、今回はそれより短い時間の取引を短期取引としてご紹介します。
短期取引というのはエントリーしてから判定時間までが短い取引のことですが、どんなメリットがあるのでしょうか?
結果が早くわかる
上がるか下がるか、自分の予想が当たっているのか早く知りたいものですよね。短期取引であればそれが可能です。さらに値動きが少ない場面では、エントリーしてすぐ判定時間が来ることで、細かな値動きにも対応できます。
何度も取引できる
エントリーから判定時間までが短いと、次々と取引することができますし、もし勝つ事ができていれば利益につながっていきますよね。
特にトレンド相場が続いている間は、順張りでエントリーが基本なので取引の回数が多い方が得です。
大きな経済ニュースなどの影響を受けにくい
世界的な経済ニュースなどは、バイナリーオプション取引に大きな影響を与えます。長期取引だと判定時間までが長く、その間に相場に影響を与えるようなニュースによって、せっかく予測していた結果とは違ってしまう可能性があります。
その点、短期取引では判定時間までが短いので、相場が影響を受ける前に取引を終えることができますね。
ペイアウト率が高い
短期取引ができる海外のバイナリーオプション業者の中から、ハイローオーストラリアを取り上げてみます。
短期取引 Turbo(ターボ)のペイアウト率
- 30秒取引 … 1.95
- 1分取引 … 1.90
- 3分取引 … 1.90
- 5分取引 … 1.85
取引の時間が短い、あるいは1時間や1日のように長い場合は、ペイアウト率が高く設定されています。これは、予測がむずかしいという事です。
また、ハイローオーストラリアには「Turbo スプレッド」という短期取引があり、エントリーした時点の価格幅を超えて判定時間をむかえる事ができれば「勝ち」となります。
短期取引 Turbo スプレッドのペイアウト率
- 30秒取引 … 2.30
- 1分取引 … 2.20
- 3分取引 … 2.05
- 5分取引 … 2.20
Turbo スプレッドのペイアウト率は非常に高く、もし勝ち負けを繰り返したとしても利益になります。
短期取引をする時はマイルールを決めておく!
短期取引は判定時間までが短いために、取引をあせってしまって冷静さを失うこともあります。特に、負けてしまうと早く取り戻そうと思ってしまいがちです。さらに、何回も取引できるタイミングがあるので、取引を続けていればついどこかで勝てるのでは?と思ってしまいます。
それによって、資金管理ができなくなるばかりではなく、気持ちもあせって分析がおろそかになり、負け続けてしまう可能性も出てきます。
そうならないためにも、以下のようなマイルールを具体的に決めておくことは大切です。
- その日の取引回数「何回まで」
- その日の取引に使う資金「いくらまで使える」
- 負け続けた時の損失額「いくら以上になったらやめる」
短期の取引方法
バイナリーオプションの短期の取引方法を時間足ごとに見てみます。
30秒取引
エントリーから判定時間までが一番短いため、細かい値動きの相場でも使える取引ですが、相場の分析がしにくいです。高い確率でトレンド相場になる場面をねらうと、回数も多く取引できるでしょう。
- 中値が決まるまでの時間帯(午前 9:30頃〜午前 9:55頃)& ゴトー日
- ロンドン市場のオープン時間など
値動きが少ないレンジ相場では、「ノイズ(突然大きく値動きする瞬間)」をねらう方法があります。このノイズのあとは値動きが反発するので、エントリーの際は「逆張り」となります。
短い時間足でチャートを見ているとノイズはよく発生していますので、その瞬間を見逃さずに取引することで利益になっていきます。
注意点
チャートを色々な時間足でみられるMT4(メタトレーダー4)には30秒足がなく、ローソク足を1分足で表示することになります。
1分取引
30秒取引と同じく、トレンド相場をねらうと良いでしょう。ただし判定時間まで多少時間が伸びるので、トレンド相場の最中に起こる「だまし(相場が上昇、または下落中に一時的に逆行すること)」の間に判定時間をむかえてしまう可能性があるので注意します。
これを避けるためには、トレンドの発生を予測するためのトレンド系インジケーターと、相場の転換に反応するオシレーター系インジケーター、両方を使って相場を判断することが大切です。
- トレンド系インジケーター…ボリンジャーバンドや移動平均線、一目均衡表など
- オシレーター系インジケーター…RSIやストキャスティクスなど
レンジ相場では、ローソク足に注目します。ローソク足の実体が小さくて、ヒゲが長い場合、相場が転換する可能性があるので、そのタイミングをねらって逆張りでエントリーします。
注意点
30秒取引も1分取引も転売ができません。転売ができないといことは、判定までの間に自分の予測と違う値動きをした取引を途中で終了させられないということです。
3分取引
残念ながら、3分取引も30秒取引と同じでMT4に3分足という時間足が無いため、一番近い5分足で表示します。30秒取引とは違ってエントリーから判定時間まで余裕があるので、5分足のローソク足が形成されてからエントリーが可能です。
具体的には、ローソク足が形成され始めて2分間は相場の分析をして、残りの3分間でエントリーします。その際には、オシレーター系インジケーター(RSIなど)を使って、相場が転換する瞬間をねらいます。
トレンド相場・レンジ相場のどちらに転換するかは、トレンド系インジケーター(移動平均線やボリンジャーバンドなど)を使って判断します。
トレンド相場への転換であれば順張りでエントリーしますが、レンジ相場の場合は値動きが細かく、判定時には逆行している可能性が高いので、レンジ相場はおすすめしません。
また3分足から転売も可能ですから、もし予測がはずれてしまいそうな時は、大きな損失にならないうちに確定させることができます。
5分取引
5分取引は、トレンド相場での取引をおすすめします。なぜなら、トレンド相場の最中に起こる「だまし」に引っかかりにくい時間足だからです。
30秒取引では、だましに入る前に判定時間をむかえる可能性が高かったですが、5分取引では取引最中にだましが起こって、また元の相場に戻るまで持ちこたえる可能性があります。
ただし、レンジ相場では5分後の細かな値動きを予測することはむずかしく、予測できたとしてもすぐに逆行してしまうため、勝てる可能性は低くなります。
5分取引も転売が可能です。
短期取引で使えるインジケーターはこれ!
相場の分析に必要なインジケーターには、トレンド系インジケーターとオシレーター系インジケーターがあります。
トレンド系インジケーター
トレンド相場が上昇・下落、どちらの方向へ動くのかを予測する時に利用されるインジケーターです。
移動平均線
移動平均線は、相場の動きを折れ線グラフで表したもので、この線の上にローソク足がある時は上昇トレンド、線の下にある場合は下落トレンドとなります。レンジ相場の時には移動平均線が横ばいとなり、ローソク足は線をまたぎます。
また、移動平均線には短期・中期・長期とあり、線の交差の仕方で買いサインか売りサインなのかがわかります。
- 短期の線が中期の線を下から上へ抜けた場合(ゴールデン・クロス)…買いのサイン
- 短期の線が中期の線を上から下へ抜けた場合(デッド・クロス)…売りのサイン
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは、統計学に基づいて計算されたもので、このバンドの中にローソク足の動きは収まるというものです。その確率は90%以上と非常に信頼できるものです。
バンドの幅が大きくなるとトレンドの勢いは強く、幅が狭くなるとレンジ相場という判断ができます。また、バンドからローソク足がはみ出そうになるとバンド内に戻ってくるので、ローソク足が反発する瞬間を簡単にねらうことができます。
オシレーター系インジケーター
相場が買われすぎている状態なのか、反対に売られすぎている状態なのかを判断するために利用されるインジケーターです。相場は買われすぎると「売り」に、売られすぎると「買い」に転換するため、相場が転換するタイミングを知ることができます。
RSI
RSIは現在の相場が買われすぎなのか、売られすぎなのかを示すインジケーターです。
0から100までの範囲で20〜30%以下で「売られすぎ」と判断でき、その後は上昇すると見られます。70〜80%以上で「買われすぎ」と判断でき、その後は下降すると見られます。
ストキャスティクスもRSI同様のインジケーターですが、RSIと違って売りポイントや買いポイントが明確にわかります。どちらもレンジ相場で活躍するインジケーターです。
勢いのあるトレンド相場では、うまく機能しないことがあるため、移動平均線などトレンド系インジケーターとの併用をおすすめします。
CCI
CCIも相場の買われすぎや売られすぎを判断するインジケーターですが、RSIやストキャスティクスと大きく違うのは、レンジ相場だけでなくトレンド相場にも使えることです。
CCIの見方は以下の通りです。
- 100%のラインを上から超えた時が「売りサイン」
- -100%のラインを下から超えた時が「買いサイン」
CCIは、値動きに対する反応が早いのが特徴ですが、それゆえトレンド相場の最中に起こる「だまし」にも反応するので、注意が必要です。CCI単独ではなく、トレンド系インジケーターと一緒に使うことをおすすめします。
短期取引できるバイナリーオプション業者はどこか
短期取引ができるのは、海外のバイナリーオプションのみとなります。おすすめの業者をご紹介します。
- ハイローオーストラリア
- ザオプション
- ファイブスターズマーケッツ
ハイローオーストラリアとザオプションでは、デモトレードができるので、分析がむずかしい短期取引はどんどん練習したいですね。
まとめ
- 短期取引を選ぶメリット
- 結果が早くわかる
- 何度も取引できる
- 大きな経済ニュースなどの影響を受けにくい
- ペイアウト率が高い
- 短期取引はマイルールを守る
- 30秒取引
- チャートの分析がむずかしい
- 高確率でトレンド相場になるタイミングをねらう
- レンジ相場では「ノイズ」を利用する
- 30秒足のローソク足が無い
- 転売ができない
- 1分取引
- レンジ相場ではローソク足のヒゲの長さを見る
- トレンド相場の最中に起こる「だまし」に引っかかる可能性がある
- 転売ができない
- 3分取引
- レンジ相場では判定時間に逆行している可能性がある
- 3分足のローソク足が無い
- 5分足のローソク足が形成されてからエントリーが可能
- 転売ができる
- 5分取引
- トレンド相場の最中に起こる「だまし」に引っかかりにくい
- レンジ相場はむずかしい
- 転売ができる
- 短期取引で使えるインジケーター
- トレンド系インジケーター
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- オシレーター系インジケーター
- RSI
- ストキャスティクス
- CCI
- トレンド系インジケーター
- 短期取引できるおすすめ海外バイナリーオプション業者
- ハイローオーストラリア
- ファイブスターズマーケッツ
- ザオプション
今回はバイナリーオプションの短期取引をご紹介しました。
長期取引と違ってチャートをじっくり分析する時間が無い分、むずかしい部分も多いですよね。また、負けた時にあせらず冷静な取引も要求されます。
どの取引でも同じですが、相場がどのように動いているのか正確に判断することが大切ですし、加えて短期取引は判断の速さも必要になってきます。
短期取引は判定時間まで短いため、トレンド相場のようにわかりやすい相場で何度も取引することが可能です。また、レンジ相場で細かい値動きを逃さず、エントリーすることもできます。色々なインジケーターを利用しながら短期取引を楽しんでくださいね。