バイナリーオプションで勝てない 見直すべきポイントとは?

バイナリーオプションは、為替相場における値動きが上下どちらに動くのかを、2択で予想するだけのルールなので、一見とても簡単そうに思えます。
しかし、あくまでも投資のひとつであり、しっかりと地に足付けて、確かな取引を行わなければ稼ぐことはできません。

現在は稼げているトレーダーも、始めの頃はおそらく取引で勝ち続けられていなかったはずです。
彼らは、必ず予測が当たる魔法のツールを持っているわけでもなく、ものすごく運がいい人なわけでもなく、利益を出し続けるために必要な知識とプロセスを踏んで、徐々に勝ちを増やしていったのです。

勝てる人にはそれなりの理由があります。それに反して、勝てない人にもそれなりの理由があるものです。
今回は、バイナリーオプションで勝てない人は、何が問題で、何を見直すべきなのかという視点で、4つのポイントをご紹介したいと思います。

1.資金はしっかり管理する

(1)投資は余剰金で行う

投資には必ずリスクがあり、100%資産を増やせるものだと保証されているものはありません。そのため、すぐに必要となるであろう生活費までも投資で使ってしまうと、もし取引に失敗してしまった場合、困窮する破目に陥ります。
そもそも投資とは、すぐに必要としない余っているお金で行うものです。資金管理ができていなければ、稼げるものも稼げなくなってしまいます。
バイナリーオプションは簡単に始められるからこそ、慎重な取引を行わなければなりません。余剰金を使い且つ許容できる金額を定めてから、取引を行うようにしましょう。

(2)1回の投資額は全体の数%にする

資金管理をするために、まず簡単に始められることは、1回の投資金額を資金全額に対して数%に抑えることです。
例えば、全資金が10,000円だった場合に、1回5,000円で取引してしまうと2回しか取引できません。しかも、負けると一気に5,000円没収されますので、あっという間に資金が底をつきます。しかし、1回1,000円で取引すれば10回取引できることになりますので、経験も積めますし、取引1回分のリスクを軽減させられます。
投資ではリスクヘッジが必要です。稼げるようになるためにも、分散投資を身につけるようにしましょう。

2.感情的な取引をしない

(1)勝敗よりも勝率を重視する

バイナリーオプションでは、何よりも勝率に視点を置くことが重要です。
その場の勝敗に目を向けてしまっていると、負けた分を取り返そうと勝機もないのに何度も取引してしまい、大事な資産を失いかねません。

バイナリーオプションでは、勝率60%前後あれば利益が出ます。たとえ取引で負けてしまったとしても、トータルで勝率60%を超えていれば焦ることはないのです。
投資では、勝つ時もあれば負ける時もあると割り切ることが必要です。毎回の取引で勝つことよりも、常に利益が出る勝率を維持することに注力しましょう。

(2)ロジックを確立する

バイナリーオプションは、ロジックを使い淡々と取引できる人の方が負けづらいです。欲が強い人は体感で取引しやすく、手堅いエントリーができないため損を出しやすくなります。

感情的にならないためには、冷静さを保つための工夫が必要です。
そのために、自分が勝てるまでのロジックを組み立てて、取引ルールを明確にしておくことが大切です。
自分の取引ルールに則り取引を行うと決めておけば、感情的になりそうな時も「取引ルールと条件が合っていないから、負ける可能性が高いのでエントリーしない」と冷静に考えることができ、無駄なエントリーを抑えることができると思います。
勘に頼らず、論理的で根拠を持った取引を心掛けましょう。

(3)取引回数を厳選する

バイナリーオプションでは、エントリーチャンスが1日に何回も来るわけではありません。しかし、勝てない人は1日に何度もエントリーしてしまい、最終的に損で終わってしまっている場合があります。
こうなる理由は、勝った時にはさらに欲が出てしまい再度エントリーする、負けた時には負けた分を取り戻そうと再度エントリーするといったように、終わりを決めずいつまでもダラダラと取引を続けてしまい、そろそろ損が出て資金が無くなりそうだから止める、というループにはまってしまっていることがあげられます。
取引回数が多くなりがちだと、その分勝率も悪くなっている可能性が高いです。バイナリーオプションでは、1日のチャンスは2~3回と考え、より勝率の高いポイントを狙ってエントリーするようにしましょう。

3.投資に「必ず」や「絶対」はない

(1)勝てると謳ったツールには注意する

世に出回っているバイナリーオプションのサポートツールは、いやというほどたくさんあります。その中には、勝率70~90%を実現させるといった、かなり魅力的な宣伝文句のツールも存在します。
しかし、高勝率を謳っているツールは気をつけた方が良いです。なぜなら、過去チャートを使い勝率を算出している場合、実際のチャートにその勝率が適用されるとは限りませんし、高勝率を出すためにはツールだけでは不十分で、自分自身の投資スキルも同時に高くなければ実現は難しいと思うからです。
他人任せで稼ごうと思ってはいけません。バイナリーオプションで成功したいと思うのなら、ツール任せになり過ぎず、自分でもしっかり勉強して腕を磨きましょう。

(2)テクニカル分析にも限界はある

バイナリーオプションでは、テクニカル分析が重要とよく言われます。
エントリーポイントを見極めるため、相場の流れを読み解くために、テクニカル指標を活用して分析をするのですが、どんなに精度の高い分析を行ったとしても、100%相場を予測できることはありません。
相場には「だまし」と言って、インジケーターによるサインが出て、高確率で動くと予測された相場の方向性とは逆に相場が動いてしまうこともあります。
バイナリーオプションも含めて、投資では「絶対」や「必ず」はありません。
勝っている人は、相場を100%予測しようとするのではなく、少しでも優位性の高い取引方法を使って、負けを減らすことで勝ちを増やして稼いでいるのです。
そのためには経験値が必要です。分析だけではなく実践をすることで、さまざまな取引方法や判断力が身についてきます。
毎日チャートを見てデモ取引をするなど、コツコツ経験を積みましょう。

4.大きな利益を求め過ぎない

(1)射幸心を煽る情報に注意する

バイナリーオプションで稼いでいる人は、少数ながらも存在していることは確かです。
しかし、SNSなどで稼げているとアピールしている人たちの情報を、そのまま鵜呑みにすることは危険です。
一例として、バイナリーオプションの世界では、「オプザイル」と呼ばれる投資で得た利益で派手な生活を送っているとSNSでアピールして、価値のない高額ツールを販売する詐欺集団が存在します。
今では国やネットで詐欺に関する注意喚起が行われるようになったため、現在はだいぶ落ち着いてきたように思われますが、詐欺被害が全く無くなったわけではありません。
良い話や甘い言葉には必ず裏があります。騙されないように注意しましょう。

(2)業者選びは慎重に行う

バイナリーオプションでなるべく多く利益を出すために、海外業者を使うことが薦められている場合があります。
その理由として、日本では国内業者に規制がかけられていることがあげられます。
国内業者には、「短期取引の禁止」「ペイアウトは1,000円固定」「ペイアウト率の変動性」などのルール上の規制がかかっており、大きな利益は望めず安定的に稼ぎづらくなっています。
反対に、海外業者は取引時間に自由度があり、ペイアウトは額が決まっておらず、ペイアウト率は固定のため、より稼ぎたいと思う人は海外業者を選ぶわけです。

しかし、海外業者を使う時は注意が必要です。なぜなら、海外業者は自由度が高い分、間違えればギャンブル化してしまう危険性があるからです。
また、海外業者では出金トラブルや詐欺の遭遇率も高く、決して安全に取引できるとは言えません。万が一トラブルがあったとしても、海外業者は日本の金融庁の認可を受けていないことから管轄外となるため、日本の法律により解決できないことも大きなデメリットです。

わざわざ危険を冒してまで、大きな利益を求める必要はあるでしょうか。自らの資産は大切にしたいものです。信頼のおける業者をしっかり調べて、コツコツとでも利益を出していくことが、将来稼げることに繋がるのではないでしょうか。

バイナリーオプションで勝てない理由まとめ

バイナリーオプションで勝てない状況が続くと、焦ってしまう気持ちは分かります。
ですが、なんとか好転させようと打開策がはっきりしていないのに、無理やりエントリーを続けてしまうと、さらに状況が悪化してしまう可能性が高いです。

もし勝てない状況が続いてしまったら、一度立ち止まって今回ご紹介したポイントを見直してみましょう。

  1. 投資は余剰金で行い、1回の投資額は全資金の数%に留める
  2. 勝率を重視し、エントリーには根拠を持つ
  3. テクニカル分析も大事だが、経験を多く積むことを心掛ける
  4. 初めから大きな利益を求めず、コツコツ稼ぐことを意識する

自分の勝てない理由が理解できれば、改善点が明確になり、次に少しでも優位性のある取引ができるでしょう。敗因を追究して自分自身と向き合うことが、負けづらい環境を整えることになるのです。

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