バイナリーオプション取引の判定時間はどれを使ったらいい?

みなさんはバイナリーオプション取引をする時の判定時間をどう決めていますか?

結果が早く知りたいから短時取引で、きちんと分析する余裕が欲しいから長期取引、なんとなく・・・など、理由はさまざまだと思います。取引の判定時間は一つ一つ特徴がありますので、自分の取引スタイルに合わせることで取引がしやすくなりますよ。

今回は、バイナリーオプション取引をする際の判定時間についてご紹介します。

 

バイナリーオプションの判定時間 国内と海外ではどう違う?

バイナリーオプション業者は国内と海外があり、それぞれ取引方法も判定時間も違います。簡単にご紹介します。

  • 国内…判定時間までに、自分で設定したレートより上がるか下がるかを予測する。当たれば購入枚数×ペイアウト1000円(固定)が入る。判定時間は2時間後と決められており、1日に9〜11回ほど
  • 海外…現在のレートから上がるか下がるかを予測して、当たればペイアウト率に応じた金額が入る。判定時間は、決められているものとエントリーから判定時間までのものがあり、30秒取引〜1日取引と幅広い

 

判定時間まで待つのか転売するか

転売」は判定時間まで待たずに取引を終了させる機能です。転売する理由には、以下の2つがあります。

  • 損失をおさえたい … 判定時間まで待っていると負けが大きくなりそうだから
  • 利益をあげたい … ここで取引を終わらせた方が判定時間まで待つよりも利益になりそうだから

短時間取引の場合は、損失が大きくなるのをおさえるために使われることが多く、取引が長時間になるほど転売を使って利益を上げられる可能性が高いです。

なぜなら、長時間の取引の方がチャートを分析する時間をたっぷりとることができるからです。また、時間帯によって取引しやすい通貨ペアも変わりますから、転売で取引を終了させて違う通貨ペアで再エントリーもできますよね。

この後は転売も含め判定時間について、ハイローオーストラリアの取引を取り上げてご紹介したいと思います。

 

ハイローオーストラリアの取引 〜判定時間が決まっていないもの

30秒・1分・3分・5分取引は判定時間は決まっていません。エントリーした時間から、取引時間が経過した時点で判定されます。

30秒取引

エントリーから30秒で判定時間をむかえる取引の場合は、トレンド相場での取引をおすすめします。

たった30秒なんだから、レンジ相場でもねらえそうな気がしますよね。ですが、あまりに値動きがなさすぎると判定時間が早すぎて、ドロー判定になってしまうこともあります。ドロー判定は「負け」になる場合もありますので、損失になるようなことは避けましょう。

トレンド相場は上がり下がりを繰り返しながら上昇(下降)していきます。その時の一時的なローソク足の逆行を30秒取引でねらいます。ローソク足がどこで逆行するのかは、移動平均線を使って判断しましょう。

トレンド最中のローソク足は、移動平均線に触れると反発します。ですから、移動平均線にローソク足が触れたタイミングであれば逆張り、逆行後にトレンドへ戻るタイミングであれば順張りとなります。

1つ注意することは、逆行後にトレンドに戻らない場合があるということです。その場合には、ローソク足のヒゲに注目してください。片方に出ている長いヒゲが移動平均線に触れた場合は、またトレンドに戻ってくる可能性が高いです。

1分取引

1分後に判定時間がくる取引では、トレンドの勢いに乗って順張りする方法と穏やかなレンジ相場で逆張りする方法があります。

短い判定時間を生かしてトレンド相場の方向に逆らわずにエントリーします。その際、一時的なローソク足の逆行に引っかからないようにしたいですよね。そのためには、移動平均線にローソク足が触れて再びトレンド相場へ戻ったことを確認してから、順張りでエントリーします。

穏やかなレンジ相場での逆張りの場合、RSIを使ってローソク足が反発するタイミングをねらいます。

RSIは、現在の相場が「買われすぎているか」「売られすぎているか」を0〜100の数値で表すものです。これによって、買いや売りのタイミングを決めることができます。

  • 数値が70%以上であれば…「買われすぎ」と判断でき、売りのタイミング
  • 数値が30%以下であれば…「売られすぎ」と判断でき、買いのタイミング

レンジ相場で、このRSIの値と相場の動きから、ローソク足が反発するタイミングを見逃さずに逆張りします。ただし、RSIはトレンド相場の時は機能しません。70%以上(30%以下)で動きが無くなってしまうのです。

そのため、現在の相場がレンジかトレンドなのか判断するための、他のテクニカル指標と合わせて使うようにします。

ボリンジャーバンドは、レンジ相場ではバンドの幅が狭くなり、トレンド相場ではバンドの幅が広くなる傾向にあります。RSIで動きが無くなってきた時には、ボリンジャーバンドの幅も一緒に見てみると良いですよ。

3分取引

3分以上の取引になると「転売」ができるようになります。3分後に上がると予測したのに下がってきた、判定時間まで待っていると損失になるかも・・・そんな時ありますよね。判定時間を待たずに取引を終了し、大きな損失になるのを防ぐことができます。

ハイローオーストラリアでは、3分取引のペイアウト率は1.90倍と結構高いんです。転売ができることと高いペイアウト率を考えると、3分取引はおすすめですよ。

3分間取引でねらう相場は、トレンド相場の方向に沿って順張りとレンジ相場での逆張りです。

トレンド相場は、上がり下がりを繰り返しながら一定方向へ進んでいきますので、3分間の中でローソク足が逆行しないようにエントリーポイントを決めなくてはなりません。

3分間取引の場合、チャートは5分足で見ることになるので、ローソク足が最後まで形成されるのを待っていると残り1分で逆行してしまうことがあります。5分足のローソク足が形成される時にエントリーすれば、最後の1分がくる前に取引を終えることができますよね。

レンジ相場では、1分取引でもご紹介したRSIとボリンジャーバンドを使って、ローソク足の反発のタイミングを探します。RSIで買われすぎ、売られすぎのタイミングを探し、ボリンジャーバンドでトレンド相場ではないことを確認して逆張りしましょう。

5分取引

5分という時間は、短期取引の中でも一番分析しやすい取引になります。また、一時的なローソク足の逆行にも引っかかりにくいという特徴があります。

エントリーポイントとしては、トレンド相場の方向にしたがった順張りです。

移動平均線を使うと、その線の上をローソク足が移動することで「上昇トレンド」、線の下をローソク足が移動することで「下降トレンド」と判断できます。

また、移動平均線の幅が狭くなってくるとレンジ相場への転換を表しているので、判定時間まで待つか転売を使うかの判断もしやすいです。

転売は損失を大きくしないためには必要ですが、ペイアウト率が低くなってしまうのが難点ですよね。利益を出すには、転売時のペイアウト率が1.0以上あると良いです。

また、チャートをローソク足ではなく平均足を使って見るのも良いでしょう。

平均足はローソク足の実体部分の上辺と下辺に「平均値」を採用したもので、別名「コマ足」とも呼ばれます。
人気の理由は、なんといっても、売買シグナルが非常に分かりやすい点にあるといえるでしょう。陰線が何本が続いたあとに陽線が出れば「買い」、陽線連続のあとに陰線が出れば「売り」と、平均足を一目見るだけでシンプルに売買判断を下すことができるのが魅力です。

引用:外為オンライン

平均足はローソク足よりもトレンドの発生がわかりやすくなります。5分取引であれば、トレンド最中の一時的な逆行があっても引っかかりにくいので、平均足で見た方が取引しやすくなります。

ただし、トレンド相場からの転換タイミングには注意しましょう。平均足だけで判断するのでははなく、他のテクニカル指標と照らし合わせて使うことをおすすめします。ボリンジャーバンドは、バンドの幅が狭くなってくるとトレンド相場からレンジ相場への転換タイミングと判断できます。

 

ハイローオーストラリアの取引 〜判定時間が決まっているもの

15分・1時間・1日取引は判定時間が決まっています。エントリーは自由ですが、判定時間は決められています。

15分取引

ハイローオーストラリアの15分取引には判定時間が3つあります。5分ごとにエントリー時間と判定時間がずれていきます。

  • 10:30〜10:45
  • 10:35〜10:50
  • 10:40〜10:55

ですから、最初の15分間にエントリーポイントを探せない場合、次の15分間に切り替えが可能というわけです。

判定時間まで15分というと、短すぎるわけでもなく長いということもありません。中途半端にも思えますが、5分取引同様、細かなローソク足の逆行に影響されることなくトレンド相場での取引ができるというメリットがあります。

また、チャートの分析をする時間もとれますし、確実なエントリーポイントを探せるので取引しやすい時間です。

これはどの取引時間でも言える事ですが、分析する際には上位足・下位足でチャートを表示することをおすすめします。現在の相場がどのような状態になっているのかを把握することと、的確なエントリーポイントを探すためには必要不可欠です。

15分取引では、根拠のあるトレンド相場での取引が良いでしょう。例えば、毎日の仲値が決まる時間帯やゴトー日など、確実に値動きがある時間帯をねらいます。

仲値が決まるまでの時間帯(午前9:30ころ〜午前9:55ころ)+ゴトー日

  • ゴトー日 … 5や0がつく日や月末日

ゴトー日の仲値が決まる時間帯は、ドル高になる傾向があります。これは、日本の輸入業者が海外への支払いなどで円をドルに両替するため、銀行が大量にドル買いをすることで起こります。ゴトー日は、給料日や決済の日に当たることが多いので、USD/JPY(ドル円)で上昇トレンドが発生する可能性が高くなります。

どの取引時間でも良いですが特に15分取引は一時的なローソク足の逆行に引っかかることが少ないのでおすすめです。

市場のオープンする時間帯

ロンドン市場のオープン時間(午後4:00ころ〜翌1:00ころ)やニューヨーク市場のオープン時間(午後9:00ころ〜翌6:00ころ)は取引量が多くなるので、トレンド相場になる可能性が高いです。

1時間取引

1時間取引はゆったり取引できる印象ですね。判定時間は1時間ごとなので、24時間寝ずに取引すると12回できることになりますが、無理はいけません!

1時間という時間の中では、じっくりと分析ができますし、どの通貨ペアをどの時間帯に使えば良いかなど、パターンもつかめるようになってきます。

1時間取引は15分取引と同様に、根拠ありきのトレンド相場をねらうと良いです。ゴトー日の仲値が決まる時間帯やロンドン市場、ニューヨーク市場のオープンする時間帯は見逃さないようにしたいですね。また、確実にトレンド相場になる通貨ペアを選ぶことも大切です。おすすめの通貨ペアはこちらです。

  • ロンドン市場オープン時のおすすめ通貨ペア … ユーロ/ドルやポンド/ドルなど
  • ニューヨーク市場オープン時のおすすめ通貨ペア … ドル/円やユーロ/ドル、ポンド/ドルなど

長時間の取引で注意したいことは、国の経済指標の発表の時間帯です。経済指標は値動きに影響が出てきます。短時間の取引では、判定時間もすぐくるので影響も少ないですが、判定時間まで1時間もあると途中に経済指標の発表があることで、1時間後の相場がどうなるか予測がつかなくなります。

経済指標の発表前後は取引をしないほうが良いでしょう。

 1日取引

1日取引は、転売で利益を上げることに向いています。転売をせずに判定時間まで待っていればペイアウト率1.95倍と非常に高いので魅力的ですが、1日取引ですので取引はそれ1回のみとなります。

短時間取引では、大きな損失になる前に取引を終了するというイメージの転売ですが、長時間の取引では利益にできる可能性の方が高くなります。ただし、何度も転売をしていると口座を凍結されることもありますので、より多くの利益を上げられるポイントを見極めてエントリーすることをおすすめします。

また1日取引では、じっくりと分析ができるので1日の相場の動きを把握できるというメリットもあります。どこでエントリーして、どこで転売すると大きな利益を上げられるのかゆっくりと決めることができるので、気持ち的にも楽ですよね。

 

まとめ

  • 国内と海外のバイナリーオプション業者の違い
    • 国内…判定時間は2時間後と決められており、1日に9〜11回ほど
    • 海外…判定時間は決められているものといないものがあり、30秒取引〜1日取引と幅広い
  • 転売する理由
    • 損失をおさえる
    • 利益をあげたい
  • ハイローオーストラリア 判定時間が決まっていない取引
    • 30秒取引…細かな値動きに引っかかりにくい
    • 1分取引…トレンド相場では一時的な逆行の後をねらう
    • 3分取引…5分足が形成される時にエントリー
    • 5分取引…平均足を使ってトレンドに沿ってエントリー
  • ハイローオーストラリア 判定時間が決まっている取引
    • 15分取引
      • 取引開始時間が3パターンある
      • 根拠のあるトレンド相場でのエントリー
    • 1時間取引
      • 経済指標発表前後はエントリーしない
      • おすすめ通貨ペア
        • ロンドン市場:ユーロ/ドル、ポンド/ドルなど
        • ニューヨーク市場 … ドル/円、ユーロ/ドル、ポンド/ドルなど
    • 1日取引
      • ペイアウト率1.95倍
      • 転売で利益をあげられる可能性がある

 

いかがでしたか?

今回は、バイナリーオプション取引の判定時間についてご紹介しました。各取引によって特徴は違いますし、判定時間が決まっているもの、いないもので取引方法が違いました。

また、転売機能が使えることで判定時間まで待つのか、途中で終わらせるのか、どちらが得なのかを判断できます。

自分の取引スタイルに合わせた判定時間を探して、得意な取引を見つけてみてくださいね。

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