バイナリーオプション取引をする上で、バイナリーオプションの口座をいくつ持っていますか?
バイナリーオプション取引を行うには、一つのバイナリーオプション業者で口座を開設するだけで取引を行う事は可能ですが、『バイナリーオプション業者で複数の口座を開設する事は出来るのかな?』・『複数の口座があった方が良いのかな?』と悩まれた経験はありませんか?
ここでは、バイナリーオプションで複数の口座を開設するメリット・デメリットについて説明していきます。
『複数の口座を開設しようかな?』・『一つだけの口座で良いのかな?』と悩まれている方は、参考にしてみてください。
バイナリーオプションで複数の口座開設は可能?
基本的に同じバイナリーオプション業者で複数の口座を開設する事は禁止されています。
多くの投資家に利用されている海外バイナリーオプション業者の一つである、ハイローオーストラリアでは、システム上、複数の口座開設は可能のようですが、原則一人の投資家につき、一つの取引口座という規定となっています。
複数の口座での取引が発覚した場合には、口座の強制解約や口座を凍結される恐れがあり、バイナリーオプションの資金や取引で得た利益を出金できない可能性があります。
家族名義や他人名義での口座開設は可能?
ハイローオーストラリアでは、家族名義や他人名義の場合、口座を開設することは可能ですが、同じIPアドレス、同じデバイスから複数の口座でバイナリーオプション取引をする事を禁止されている為、口座の強制解約や凍結されるリスクがあります。
さらに、友人など他人名義の場合、バイナリーオプションの取引で得た利益の分の税金が口座を開設した名義人に課税されます。
バイナリーオプション業者からの出金する時の口座も、口座を開設した名義人の口座のみにしか出金する事が出来なくなっています。
口座を開設した名義人から投資者の銀行口座へ送金などをする手間が必要となり、送金額が年間で110万円を超えた場合には、贈与税がかかってきます。
バイナリーオプション口座の強制解約や凍結のリスクを考えると、同じバイナリーオプション業者で複数の口座を開設する事は止めておく方が良いでしょう。
別のバイナリーオプション業者で口座を開設する事が、一番安全に複数の口座を使ってバイナリーオプション取引ができる方法と言えます。
メリット
バイナリーオプション取引で、複数の口座を開設するメリットを見てみましょう。
利益を増やす事が出来る
複数のバイナリーオプション業者の取引画面に同時にログインしておきます。
バイナリーオプション取引を複数のバイナリーオプション業者で同時に取引する事によって、予想が当たった時の利益が2倍に増える可能性があります。
但し、複数のバイナリーオプション業者で同時に取引して失敗したときは、損失も大きくなる為、予想のしやすい相場、確実なエントリータイミングか掴める場面を見極めるように注意して取引するようにしましょう。
状況に合わせてバイナリーオプション業者を変えて取引する事が出来る
バイナリーオプション業者により、取引金額や取扱っている通貨ペア、ペイアウト倍率などに違いがあります。
ペイアウト倍率とは、自分の予想が当たった時の利益が払い戻しされる金額を計算する時の倍率の事を言います。
ペイアウト倍率は、バイナリーオプション業者により設定されますが、その時々によりペイアウト倍率の設定が変わる事がある為、より高いペイアウト倍率の業者で取引する事が可能となります。
複数のバイナリーオプション業者で口座を開設する事で、取引できる通貨ペアの種類が増え、バイナリーオプションの取引をするチャンスを増やすことができます。
取引のチャンスが増えるという事は、バイナリーオプション取引で利益を増やせる可能性も高くなります。
ペイアウト倍率、通貨ペア、取引金額の幅が広がることで、自身のバイナリーオプション取引の方法に合わせて、幅広く取引することが可能となります。
バイナリーオプション取引をしようと思った時に、バイナリーオプション業者のメンテナンスの時間帯だったり、サーバーがダウンしてしまったり、営業時間などの理由により取引したいのに取引できないという事態に陥る事があります。
バイナリーオプションの口座を複数開設する事で、取引のチャンスを逃してしまうという事態を防ぐ事が可能となります。
用途により使い分ける事が出来る
取引画面の機能などもバイナリーオプション業者によって違う為、取引用の口座、チャートの分析用の口座などと使い分けたり、自己分析用の口座とシグナルソフト用の口座などと複数の口座を使い分ける事が出来ます。
資金損失のリスクを分散できる
バイナリーオプション業者の口座を複数開設する事により、バイナリーオプションの資金を分散させます。
万が一、利用しているバイナリーオプション業者が閉鎖や破綻したとしても、資金の損失を半分に抑える事が可能となります。
キャンペーンなどを使い分ける
バイナリーオプション業者により、期間限定でペイアウト倍率が高くなったり、キャッシュバックがあったりするキャンペーンがあります。
キャンペーンの内容により、取引するバイナリーオプション業者を変えて取引を行うことによって、より多く利益を増やすことも可能となります。
出金額や無料の出金回数の制限を増やすことができる
バイナリーオプション業者により、一ヶ月に出金できる金額が決められていたり、出金する時の手数料が無料となる回数が決まっている場合があります。
複数のバイナリーオプション口座を開設しておく事で、より多くの回数を出金する事が可能となり、出金できる金額を増やすことも可能となります。
急にまとまったお金が必要になった時なども、出金額を気にしなくて良くなります。
デメリット
バイナリーオプション取引で、複数の口座を開設するデメリットを見てみましょう。
アカウントの管理が大変
バイナリーオプション口座を複数開設する事によって、管理するログインIDやパスワードなどがその数の分だけ増えます。
各口座のID・パスワードなどが分からなくなってしまって、『ログイン出来ない!』というような事が起こらないようにきちんと管理をしましょう。
資産の把握が大変
バイナリーオプションの口座を複数開設する事により、口座の数の分だけ資金の動きを把握する必要があります。
口座毎の損失、利益をきちんと把握しておかないと、バイナリーオプション取引で、自分が利益をどれだけ増やす事ができているのか、損失をどのくらい出しているのかという事が分からなくなります。
きちんと取引の結果を振り返り、資産を管理するようにしましょう。
取引の回数が増える
複数の口座を利用してバイナリーオプション取引をする為、取引する回数が増えます。
一つの口座でバイナリーオプション取引をするよりも複数の口座で取引をする方が、利益を増やせる可能性もありますが、失敗が続いた時の損失も増える可能性もあります。
一つ一つの取引をきちんとした根拠をもって予想し、『数撃ちゃ当たる』博打的な取引にならないように気をつけましょう。
少額の取引になる
バイナリーオプションの口座を複数開設し、資金を分散させる事により、一回に投資できる金額が少なくなってしまう可能性があります。
一回毎のバイナリーオプション取引が少額での取引となる為、利益の増えるペースが遅くなる事が予想されます。
バイナリーオプション初心者の方やバイナリーオプションに使える資金があまり多くない方は、初めから複数の口座を開設する事は止めておき、一つの口座を開設し、資金を増やしてから、別の口座を開設し、資金を分散させるという方法もあります。
告知などのメールがたくさん届く
バイナリーオプション業者からのキャンペーンなどの告知メールが、たくさん届く可能性があります。
バイナリーオプション用のメールアドレスを作成し、普段用のメールアドレスとバイナリーオプション用のメールアドレスを分けておくなど、自分自身が分かりやすく管理出来るようにしておくと良いでしょう。
まとめ
バイナリーオプションで複数の口座開設は可能?
- 同じバイナリーオプション業者で複数の口座を開設する事は、基本的に出来ません。
- 家族名義や他人名義でバイナリーオプションの口座を開設しても、口座の強制解約や口座の凍結のリスクがある為、別のバイナリーオプション業者で複数の口座を開設しましょう。
メリット
- バイナリーオプション業者を分析方法やキャンペーン、ペイアウト倍率などを元に色々な使い分けをする事が可能となります。
- 予想が立てやすい相場の時には、複数のバイナリーオプション業者で同時に取引する事で、利益をより多く増やす事も出来ます。
- 取扱う通貨ペアの種類が増える事で、取引のチャンスが増えます。
- 一つのバイナリーオプション業者が利用出来ない場面でも、別のバイナリーオプション業者で取引が出来るので、取引のチャンスを逃さずに取引する事が可能になります。
- 資金を分散させ、破綻などのリスクを回避できます。
- 出金額や無料の出金回数を増やせます。
デメリット
- アカウントや資金、告知メールなどの管理が大変になる可能性があります。
- 取引の回数が増える可能性があります。
- 資金が分散され、一回の投資額が減ってしまう為、利益の増えるペースが遅くなる事があります。
バイナリーオプション口座を複数開設する事によるメリット・デメリットをあげてみましたが、いかがでしたでしょうか?
複数のバイナリーオプション口座を持つ事で、様々な場面によりバイナリーオプション業者を使い分ける事ができ、自分自身のバイナリーオプション取引の幅も広がる可能性があります。
バイナリーオプションの口座を、多く持てば持つほど、管理も大変になりますので、自分自身の管理能力や資金面などを考えた上で、複数の口座を開設するかどうかの判断をしてはいかがでしょうか。