バイナリーオプションでよくある詐欺の手口とは?対策もご紹介

あなたは「バイナリーオプション詐欺」を知っていますか?

これからバイナリーオプションを始めようと思っている人や、もうすでに始めている人の中には「もしかしてだまされているのかも?」と疑っている人もいるかもしれません。

確かに、バイナリーオプションで勝ちたい・勉強したいと思っている人をだます人達はいます。

ですから、「バイナリーオプション詐欺」がどのようなものなのか、どんな手口があり、もし詐欺にあったらどうしたらよいのかを知っておく必要がありますよね。

今回は、バイナリーオプションでよくある詐欺の手口と対策をご紹介します。

 

国内のバイナリーオプション業者が安全な理由

バイナリーオプション業者には国内と海外があります。国内の業者が「安全」といえる理由は、金融庁の規制が厳しいからです。どのような規制がかけられているのでしょうか?

  • 取引開始から判定時間までは、2時間(短期取引は禁止)とすること
  • ペイアウト率は変動制にすること など

規制前のバイナリーオプション取引は、手軽にできるということでギャンブルの要素が強く、悪質業者が手を出しやすくなる可能性がありました。ですから、規制をもうけてバイナリーオプション利用者を守るという面では安全だといえます。

ただ、規制がかかっている分取引がしづらいということで、手軽に取引ができる海外の業者を利用したいと考える人が多いのも事実です。

「安全」な国内のバイナリーオプション業者を選ぶのか、「手軽にできる」海外の業者を選ぶのかは個人の自由です。大事なのはトラブルを回避する力です。「バイナリーオプション詐欺」が存在するということと、その手口を知り被害にあわない方法を知っておくことは必要です。

 

バイナリーオプション詐欺ってなに?

バイナリーオプション取引をやってみたいけど、どんなものかな? なかなか勝てないし、この取引方法じゃダメなのかな? そんな時はパパッとネットで検索するのが一番簡単ですよね。ネットにはさまざまな情報があふれていますし、中にはバイナリーオプションで稼いでいる人のSNSなども見ることがあるでしょう。

初心者にわかりやすく説明されていたり、高い勝率をうたっていたり、自分もバイナリーオプション初心者から始めたなど、心をわしづかみにされるような文言で誘われると、つい見入ってしまいますよね。

相談したら親身になって教えてくれんじゃないか、もしかしたら簡単に勝てる方法があるんじゃないかと誘いにのってしまいそうですが、それが詐欺である可能性は非常に高いのです。

では、具体的な詐欺の手口をご紹介します。

 

詐欺の手口と被害例

バイナリーオプション詐欺の主な手口3つと、実際にあった詐欺被害をご紹介します。

手口❶ このツールを買えば勝てる!と高額なツールをすすめてきた

ツールは、チャートを分析し値動きを予測するために必要なものですが、FXの会社が提供する無料ツールでバイナリーオプションでも使えるものがありますし、それで十分なのです。

無料ツールがあるなら、わざわざ高額なものを買うなんて詐欺に引っかかったりしないのでは?と思うかもしれませんね。

例えば、エントリーするタイミングを教えてくれるシグナルツールを、高額ですすめてきたとします。チャートを分析して、エントリーのタイミングを決めるのは難しいものです。自分で分析しなくてもエントリータイミングを教えてくれるのなら、お金を払ってでも欲しくなると思いませんか?

しかも、このツールを使うだけで勝率が90%以上!や、◯ヶ月で資金が◯倍に!など、もしかしたら・・・と勘違いしてしまう文言で誘ってくるのです。

なぜ勝率90%などと言えるのでしょうか? それは、ギャンブルでよくあるマーチンゲールという手法を用いているからです。

  • マーチンゲール法 … 負けたら賭け金を2倍にして、勝つまで取引をする手法。負け続けていても勝つことができれば、それまでの負けを取り戻すことができるが、それはペイアウト率が2倍以上の場合。

通常、10回の取引のうち6勝すると6勝4敗となりますが、マーチンゲール法の場合は、勝ったところで1取引と考えます。さらに、マーチンゲール法で5回連続して負ける確率は約3%なので、5回目で勝てる確率は100%−3%=97%となります。ですから、勝率90%以上などという誘い文句が出るわけです。

全くの嘘とはいえませんが、ペイアウト率が2倍を下回るほど、少ない回数で勝たなければ利益にすることはできません。負けが続けばどんどん損失が大きくなって取り返しがつかなくなります。勝率90%以上を出せるのは、プロトレーダーでもほんのひとにぎりなのです。

バイナリーオプションはギャンブルではありませんし、そんなうまい話はありません。

手口❷ 勝った取引を無効にされる、出金を求めると拒否される

取引で負けると、その分は業者の儲けになるというのがバイナリーオプションの仕組みです。そこをねらって、取引に勝った分を支払わないという詐欺があり、システム障害などを理由にするケースが多いです。

日本の法律が及ばない海外業者の場合には、返金してもらえないことが多いのです。

出金までにかかる日数というのは業者によって違いますので、HP等を確認すると良いでしょう。記述のない業者は詐欺の疑いがあります。

手口❸ 必要のない個人情報を求められた

出金を拒否するという手口がありましたが、出金するために必要のない書類を提出するように言ってくる業者もあります。また、バイナリーオプション取引をする際の口座開設のためと言って、必要もない書類を要求してくるケースもあります。

これらの詐欺は海外業者であることが多く、日本の法律の手が届かないことがほとんどです。

口座開設にはクレジットカード番号や銀行の口座などは必要ないので、求められた時は詐欺の可能性があります。

 

こちらは、実際の被害例です。

三ヶ月前、FXに関する投資掲示板で出会った女性から、バイナリーオプションに誘われました。
その人は掲示板で、バイナリーオプションで月収80万円稼いでいると書いていて、知りたい人には方法を教えてあげる、とメールアドレスまで載せていました。
それで連絡してみたところ、海外バイナリーオプションに登録することをすすめられ、3万円クレジットカードで決済して入れました。
さらに2つの海外バイナリーオプションに登録するよう言われて、そちらも3万円ずつ入れました。
しかし、後で調べてみるとヤフー知恵袋にこの3つの業者は詐欺だと書いてあり、私と同様に掲示板でカモに声をかけているところも、上記3つのサイトに登録させるところも、手口は同じでした。
出金申請しても審査に二週間以上かかったり、住民票など個人情報が必要となっていて、出金できないようです。

引用:詐欺被害緊急ホットライン

このような事例は産経ニュースや金融庁のHPなどにも載っていますので、トラブルを回避するためにもチェックしておきましょう。

 

詐欺被害にあってしまった!どうする? 3つの対処方法

もし、詐欺にあってしまった場合はどうしたら良いでしょうか? 個人情報を教えてしまった、お金を払ってしまった、業者と連絡が取れなくなったなど、あせってしまいますよね。そんな時に相談にのってくれる機関がありますので、まず連絡してみましょう。

  • 消費生活センターへ相談する
  • 金融庁に相談する
  • 弁護士に相談する

消費生活センター(188)へ相談する

何かトラブルが起きた時に、一番気軽に相談できる機関です。

消費生活センター等では、商品やサービスなど消費生活全般に関する苦情や問合せなど、消費者からの相談を専門の相談員が受け付け、公正な立場で処理にあたっています。

引用:国民生活センター

金融庁に相談する

金融商品の取引全般の監督や指導を行っている金融庁にも相談できます。もし、詐欺を受けたバイナリーオプション業者が日本国内であれば、指導や処分といった対応もしてくれます。

電話はちょっと・・という方でも大丈夫! 24時間受付のFAXやウェブサイトでの連絡が可能です。

弁護士に相談する

法律の専門家である弁護士に相談できると安心しますよね。高額なツールを購入してしまうなど、お金にからむものは専門家に助けてもらうのが一番です。

弁護士だなんて、そんなお金ない・・・と悩まなくても大丈夫です。「法テラス」であれば、一つの案件に3回まで無料で相談できますよ。

 

安全な海外バイナリーオプション業者は、こう見極める

バイナリーオプション業者の運営歴を確かめる

はじめからだます目的で運営しているのであれば、1年ともたないでしょう。詐欺にあった人達からの口コミや噂が広まるのは早いものです。

経営力のある業者は長く続いていますので、運営歴をチェックすることで安全なバイナリーオプション業者かどうかを判断することができます。

分別管理(信託保全)を明記している業者かどうか

ちょっとむずかしい言葉ですが、要するに「顧客資金」と「会社の経営資金」をきちんと別々に管理していますよ、ということです。もし、業者が倒産したらに顧客の資金が守られるかどうか確認しておくと安心ですね。

金融ライセンスを取得している業者かどうか

各国の金融業者のサービスが適切かどうかを監督する機関があります。日本だと金融庁、オーストラリアであればオーストラリア証券取引委員会です。

安全なバイナリーオプション業者は、その機関に登録(金融ライセンスを取得)しています。ですが、登録するには規制が厳しく、なかなかライセンスを取得できない海外のバイナリーオプション業者が多いのも確かです。

金融ライセンスを取得している海外の業者としては、ハイローオーストラリアやザオプションなどがあります。

 

バイナリーオプションの詐欺にあわないために 3つの対策

海外のバイナリーオプション業者を利用しない

バイナリーオプション詐欺をはたらいている業者は、海外の業者が多いです。海外に拠点があると、トラブルがあっても日本の法律で対処できない場合があり、支払ったお金を取り戻すことができないこともあります。

より安全にバイナリーオプション取引をしたいのであれば、国内の業者を利用するのも一つの手です。

情報をうのみにせずに調べてみる

ネットの情報は全てが正しい情報とは限りませんよね。頭ではわかっていても、自分が悩んでいるところにうまく入り込んでくると、つい信用してしまいませんか?

「絶対もうかる」や「簡単」、高い勝率など、思わず飛びつきたくなる言葉は、疑ってください。怪しいと思ったら、その業者を調べてみましょう。

バイナリーオプション取引はギャンブルとは違います。何も調べずに簡単にできることなんてないですよね。まずは、バイナリーオプションについて、いろいろな情報を調べてみてください。

専門の機関へ相談してみる

「金融庁」「消費生活センター」など、専門家に相談するのも一つの方法です。個人情報やお金を渡してしまう前に、このような機関に相談することで自分も冷静に判断できますし、結果トラブルを回避できます。

 

安全にバイナリーオプションができる業者

安全にバイナリーオプション取引ができる、国内と海外の業者をご紹介します。

国内業者

GMOクリック証券

国内で一番人気があり、信頼されている業者です。また、取引手数料や口座維持手数料が無料なのも嬉しいですね。ツールの使いやすさにも高い評価があります。

YJFX!のオプトレ

少ない金額からの取引が可能なので、初心者でも安心して取引できます。通貨ペアが8つ用意されているので、取引のチャンスが多くなりますね。また、判定時間の1分前までエントリー可能ですから、値動きをギリギリまで予測することができます。

海外業者

ハイローオーストラリア

海外のバイナリーオプション業者の中では、一番信頼できる安全な業者といえますし、金融ライセンスも取得しています。ペイアウト率が高くて入出金も早いのは嬉しいですね。日本語でのサポートもあるので安心できます。

ザオプション

手数料が少なくてペイアウト率は高い、とても取引がしやすい業者です。日本人スタッフもいるのでより安心ですね。もちろん、金融ライセンスを取得している安全な業者です。

まとめ

  • 国内のバイナリーオプション業者が安全な理由は規制が厳しいから
  • バイナリーオプション詐欺の手口 3つ
    • 高額なツールを買うようにすすめてくる
    • 勝った取引を無効にされる、出金を求めると拒否される
    • 必要のない個人情報を要求される
  • 詐欺被害にあってしまった場合
    • 消費生活センターへ相談する
    • 金融庁に相談する
    • 弁護士に相談する
  • 安全なバイナリーオプション業者は、こう見極める
    • 業者の運営歴を確かめる
    • 分別管理(信託保全)を明記している業者か
    • 金融ライセンスを取得している業者か
  • バイナリーオプション詐欺にあわないために 3つの対策
    • 海外のバイナリーオプション業者を利用しない
    • 情報をうのみにせず調べてみる
    • 専門の機関へ相談してみる
  • 安全にバイナリーオプション取引ができる業者 国内・海外
    • 国内
      • GMOクリック証券
      • YJFX!のオプトレ
    • 海外
      • ハイローオーストラリア
      • ザオプション

 

いかがでしたか? 今回は、バイナリーオプションでよくある詐欺の手口と対策についてご紹介しました。

詐欺の手口は非常に巧妙で「だまされないぞ!」と思っていても、実はだまされていたということが数多くあります。まずはバイナリーオプションについて、いろいろ調べてみましょう。

なんだか怪しいから「やらない」ではなく、どんな詐欺の手口があるのかを知っておくことは大切です。もし詐欺にあってしまったら、きちんとした専門機関へ相談することをおすすめします。

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