バイナリーオプションの短期取引は、結果がすぐわかるというメリットがありますよね。
ただ、30秒や1分という時間では、なかなかチャートを分析がしにくく、ついギャンブルのような取引になってしまうこともあるのではないでしょうか? それに時間が短いことで気持ちもあせってしまいますよね。
そこで、おすすめするのが5分取引です。チャートを分析する時間も十分ですから冷静に取引できますし、ペイアウト率も割と高いです。
今回は、バイナリーオプションの5分取引をご紹介します。
バイナリーオプションの5分取引で勝てる相場は?
バイナリーオプションの5分取引で利益が出せる相場は、トレンド相場とレンジ相場どちらでも可能です。
レンジ相場であまりにも値動きが無い場合は、もっと短い時間の取引の方がローソク足が逆行する前に判定される、という点で有利です。
ですが、5分取引の場合はテクニカル指標を使った分析が可能なので、レンジ相場で必ず逆行するタイミングを捉えることができるのです。
5分取引で手を出してはいけない状況とは
バイナリーオプションの5分取引で勝てる相場は、トレンド相場とレンジ相場でした。トレンド相場は、やはり勢いのある方がより大きく勝てるのでしょうか?
勢いが強すぎるトレンド相場は見送って
「相場の勢いが強い」とは値動きが大きいことで、このような相場の場合、この後トレンド相場がそのまま続くのか、すぐに終わってしまうのか予測がたてづらいことが多いです。
30秒や1分取引であれば、大きな値動きの影響を受けづらいので勝てる可能性がありますが、5分後に相場がどうなっているのかはわかりづらいですよね。値動きが大きいということは、勝てば当然利益も大きいですが、負ければ損失も・・・ということなのです。
経済指標の発表時間は取引を避ける方がいいのはなぜ?
値動きが大きくなる要因の一つに下のような経済指標があります。
- アメリカの雇用統計 … 毎月第一金曜日に発表される失業率
- 国内総生産(GDP) … 毎月下旬に発表される景気の動向
- 消費者物価指数 … 毎月中旬に発表される物価
- 中古住宅販売件数 … 毎月中旬に発表される中古物件の販売数
- ISM製造業景況指数 … 毎月第一営業日に発表される製造業の景気状況
これらの経済指標の発表後は、値動きが大きくなる場合があり、相場がどう動くのか予測がしづらくなります。テクニカル指標を使って分析した結果が当てはまらないこともあるので、これらの経済指標の発表時間は取引を避けた方がいいでしょう。
トレンド相場で5分取引をやってみよう
確実にトレンド相場になる時間帯や、トレンド相場になりそうだなというポイントがわかれば取引も楽になります。
トレンド相場になる可能性がある時間帯をねらう
きちんとした根拠があってトレンド相場になっているのであれば、安心して取引できますよね。1日のうちでトレンド相場になる可能性が高い時間帯があるのでご紹介します。
仲値が決まるまでの時間帯(午前 9:30頃 〜 午前 9:55頃)
この時間帯は、ドルが買われるために円安となる傾向があります。特にゴトー日(5や0のつく日)には、その傾向が強くなります。
ゴトー日には、給料の支払いや決済日になることが多く、輸入業者が支払いなどのためにドルが必要になります。銀行はドルへの両替に対応するために、大量にドルを買わなければなりません。そのため、この仲値が決まるまでの時間帯にはトレンド相場になる傾向があるのです。
午前 9:55頃には仲値が決まり、その後は銀行がドル買いをしなくなっていくので、相場も少し落ち着いてきます。
ロンドン市場のオープン時間
午後 4時頃 〜 翌 2時頃のロンドン市場がオープンする時間帯は、取引も多くなるために値動きが大きくなります。また、クローズする 1時間ほど前は、日本でいうと仲値が決まるような時間帯にあたるので、同じように値動きが大きくなります。これは「ロンドンフィックス」と呼ばれています。
ニューヨーク市場のオープン時間
午後 9時頃 〜 翌 6時頃のニューヨーク市場がオープンする時間帯は、すでにロンドン市場がオープンしている時間でもあるため、必然的に値動きが大きくなります。
これらの時間帯をねらって取引することで利益にもつながりますし、一日中チャートとにらめっこする必要も無くなりますね。また、トレンド相場へ変わるタイミングをつかむことができれば、取引のチャンスも広がります。
レンジ相場からトレンド相場への転換を判断してエントリーする
トレンド相場に転換するタイミングを知ることで、エントリーがしやすくなります。どんなテクニカル指標を使うと良いかご紹介します。
移動平均線
移動平均線を使うことで、相場の方向(上昇や下降)や勢い、そして相場の転換タイミングを知ることができます。この線は、相場の動いている方向と同じ方へ向かいます。
3種類の移動平均線(短期・中期・長期)を使うことで、相場が転換する(トレンド相場⇆レンジ相場)タイミングを知ることができます。
- 短期の線が長期の線を下から上に超えると「ゴールデンクロス」といい、上昇トレンドへ転換する合図
- 短期の線が長期の線を上から下に超えると「デッドクロス」といい、下降トレンドへ転換する合図
トレンド相場では基本的に順張りでエントリーしますが、どこでエントリーしても大丈夫というわけではありません。トレンド相場でも常に値動きはありますよね。もし、エントリーした直後にローソク足が逆行すると損失になってしまいます。
上昇トレンドの場合、ローソク足は移動平均線の上を通り、反対に下降トレンドの場合は線の下を通る傾向にあります。移動平均線を使ってエントリーポイントを探す場合には、ローソク足が移動平均線に押されて反発するタイミングをねらいます。
- 押し目…上昇トレンドの場合に、下がってきたローソク足が移動平均線に押されて反発するポイント
- 戻り目…下降トレンドの場合に、上がってきたローソク足が移動平均線に押されて反発するポイント
一目均衡表
この指標の特徴は、過去のチャートから分析したデータだけではなく、こうなっていくだろうという未来も分析できます。
一目均衡表には「雲」と呼ばれる2つのラインで囲まれた部分があり、この雲の厚さとローソク足の位置でエントリーポイントを探します。
- 雲が厚く、ローソク足がその雲に触れた時は逆行する合図
- 雲が厚く、ローソク足が突き抜けると、トレンド相場に転換する傾向
一つ注意点としては、雲が薄い場合もローソク足が突き抜けやすく、その際はローソク足が上がったり下がったりする可能性がありますので、エントリーポイントとしてはおすすめ出来ません。
エントリーする際には、雲が厚くローソク足が雲を突き抜けるポイントをねらって順張り、または厚い雲にローソク足が触れた瞬間をねらって逆張りでエントリーします。
レンジ相場で5分取引をやってみよう
レンジ相場では逆張りが基本です。ですから、間違ってトレンド相場でエントリーしないように、確実にレンジ相場になったタイミングをおさえることが必要になります。
トレンド相場からレンジ相場への転換を知るには
RSI
相場が売られすぎているのか、買われすぎているのかを折れ線グラフで表したものです。レンジ相場の取引でよく使われる指標で、0〜100%の数値で表されます。
エントリーのタイミングとしては、RSIの数値が70%を上回るようなら下がるとみてLowエントリー、反対に30%を下回るようなら上がるとみてHighエントリーとなります。
注意点としては、トレンドが発生している場合にRSIは機能しなくなるということです。
トレンド相場の場合、RSIの数値は70%以上になったまま下がってこなかったり、30%以下になったまま上がらなかったりします。その場合は、トレンド相場を把握するための指標と一緒に使うと良いです。
ボリンジャーバンド
トレンド相場を把握するための指標です。このボリンジャーバンドで、現在の相場がトレンド相場かレンジ相場かを確認することができます。バンドの幅が狭い場合にはレンジ相場、バンドが広がってくればトレンド相場と判断します。
先ほどのRSIの数値が70%以上、または30%以下になった時点でボリンジャーバンドを確認することで、どちらの相場なのかを知ることができますよ。
このボリンジャーバンドの中にローソク足はとどまる確率が高く、ローソク足がバンドに触れると反発する可能性があります。エントリーの際には、この反発を利用して逆張りしましょう。
5分取引で使えるテクニック 〜00秒でエントリー
5分取引の場合、ローソク足1本が5分間となります。00秒エントリーとは、ローソク足が作られる瞬間にエントリーするというものです。
00秒エントリーの最大のメリットは、分析結果が新しいということです。00秒でエントリーするということは、一つ前のローソク足が出来上がっている(完全なデータ)ということですよね。最新の分析結果を見てエントリーできるのであれば、勝てる可能性も高くなりますよね。
また、サインツールを使って取引している場合には、00秒エントリーとの相性は良いですよ。
予測通り行かなければ転売もOK!
短期取引の中には、転売ができないものもありますが、5分取引は大丈夫です。
どんなに分析しても、予測が外れる場合はあるものです。その場合、大事なことは損失を大きくしないことですよね。このまま待っていても上がる(下がる)可能性がないのであれば、そこで確定をする勇気も必要です。
ペイアウト率は下がってしまうかもしれませんが、転売することで損失をそれ以上大きくせずに済みます。
まとめ
- 5分取引ではトレンド相場・レンジ相場、どちらでも勝てるポイントはある
- 5分取引で手を出してはいけない状況とは
- 勢いが激しすぎるトレンド相場
- 経済指標が発表になる時間帯
- トレンド相場での5分取引
- トレンドになる可能性がある時間帯をねらう
- 仲値が決まるまでの時間帯
- ロンドン市場のオープン時間
- ニューヨーク市場のオープン時間
- レンジ相場からトレンド相場への転換を判断する
- 移動平均線
- 一目均衡表
- トレンドになる可能性がある時間帯をねらう
- レンジ相場での5分取引
- トレンド相場からレンジ相場への転換を判断する
- RSI
- ボリンジャーバンド
- トレンド相場からレンジ相場への転換を判断する
- 5分取引で使える00秒エントリー
- 予測通りいかなければ転売もアリ!
今回はバイナリーオプションの5分取引をご紹介しました。
5分取引はチャートの分析をする時間も十分あるので、色々なテクニカル指標を利用できます。現在の相場の動きがトレンド相場なのかレンジ相場なのか、転換のタイミングを正しく判断することで、エントリーポイントが見えてきます。
もし予測がはずれてしまっても転売が可能なので、大きな損失になるのを回避できるのは、嬉しいですよね。ペイアウト率も(業者によりますが)高いので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。